出版社内容情報
【社会科学/社会科学総記】婚前交渉などをした女性が、父親や兄弟の手で「家族の名誉」のために殺される。母や姉妹、娘を殺して収監されたトルコ人の男たちへのインタビューをもとに描いた、女たちの悲劇、名誉に押しつぶされる男たちの傷、その傷に苦しみ続ける家族の姿。
内容説明
女に生まれたこと、それ自体が悲劇なのか―?「正しい道」から外れた女は、身内の手で殺さなければならない。それは、家族の名誉を守るため。それは、男たちの義務。殺人を実行したトルコ人男性への取材をもとに語られる衝撃のノンフィクション!!
目次
1 レムジエ
2 ハヌム
3 ジャビト・ベイとメフメト・サイト
4 ヌラン
5 アイセル
6 ナイレ
7 ニガル
8 ファディメとイェテル
9 ウルビエ
10 パパティヤ
著者等紹介
ヨナル,アイシェ[ヨナル,アイシェ] [¨Onal,Ayse]
1955年生まれ。大学で心理学を専攻。1984年からジャーナリストに。トルコの週刊誌、新聞、テレビ局で記者、コラムニスト、プロデューサーを務め、中東各地の紛争取材のほか、トルコ国内の政治、組織犯罪にも切り込む。政府のブラックリストに載り、取材が妨害されたり、イスラム主義者から脅迫を受けたりしながら報道を続け、96年には米国の「最も勇気ある女性ジャーナリスト賞」を受賞。名誉の殺人の罪を犯した服役囚のインタビューを続け、2006年にドキュメンタリーとしてテレビで放映
安東建[アンドウケン]
1959年生まれ。大阪大学卒業後、83年に朝日新聞社入社。松江支局、大阪本社社会部などを経て、98年から約2年間、ナイロビ支局長としてアフリカを取材。2004年から約3年半、テヘラン支局長を務めた。イラク戦争の現場取材のほか、イランの核開発問題、国是の世俗主義とイスラム化の狭間で揺れるトルコの総選挙も現場から報じた。福井総局長、大阪本社編集局長補佐を経て、2013年4月から東京本社国際本部長補佐(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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なお
ふぇるけん
壱萬弐仟縁
らいらいん
vaudou