出版社内容情報
【自然科学/医学】いくつもの病をかかえる高齢者はどのように病と向き合ったらよいのか。その身体的特徴を「老年症候群」としてとらえ、各症状と対応策、高齢者医療が直面する問題をあつかう。医学界新聞連載時から話題の高齢者医療の画期的な教科書。日野原重明先生大推薦。
内容説明
「老衰終末期における代理決定」について、患者の意思決定支援における新たな方向性を示す注目すべき論考。日米の高齢者医療を知る新進気鋭の老年科医による画期的な書。
目次
1 虚弱高齢者とは(高齢者の虚弱性と多様性―最も身近なミステリー;包括的高齢者評価―老年科医の十八番)
2 老年症候群とその特徴(老年症候群―高齢者の複雑系;認知症―生活の病い;行動・心理症状と認知症ケア―チームワークの力試し;せん妄―脳の負荷試験 ほか)
3 高齢者医療が直面する課題(骨の健康―理想か現実か;高齢者の抗凝固療法―超不確実性に挑む;事前ケア計画―高齢者医療の切り札;胃ろう造設と人工栄養―医療の原点を固持せよ ほか)
著者等紹介
大蔵暢[オオクラトオル]
1995年富山医科薬科大学(現富山大学)卒業後、京都大学病院や聖路加国際病院を経て2001年に渡米。ワシントン大学(シアトル)で公衆衛生学修士を取得し、バージニアメイソン医療センターとミシガン大学病院で高齢者医療を学ぶ。2009年に帰国。東京世田谷区の介護付き有料老人ホーム・トラストガーデン「用賀の杜」と「桜新町」のホームドクターとして、老年医学の実践と教育、チーム医療・ケアの発展、地域医療連携の促進に取り組み「日本における理想の高齢者医療」を模索している。東京ミッドタウンクリニック・シニア医療部部長、日本内科学会認定内科医、米国内科・老年医学専門医(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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