出版社内容情報
著者は昭和史研究の第一人者であり、特攻隊員に長年心を寄せてきた。このような悲劇を二度と生まないために、戦争を直接知らない我々は「特攻」をどのように見るべきか。隊員の遺稿・手記を読み解き、彼らの真の思いを汲み取ろうとする。敗戦が確実となっていた時期に十死零生の戦術が生まれた歴史的背景と、他国はこの作戦をどう受け止めていたかを紹介。さらには特攻を指揮した指導者たちがどのような戦後を送ったかなど、特攻作戦を多角的に見ながら、戦後生まれの日本人による「犬死に論」でも「英霊論」でもない味方を探ろうとする。著者の特攻に関する取材と思索のすべてが詰まった一冊。文庫化に際して新規原稿を加筆。目次まえがき1章 英霊論と犬死に論を超えて2章 なぜ彼らは死を受け入れたか3章 もうひとつの『きけわだつみのこえ』4章 体当たり攻撃への軌跡と責任5章 見えざる陥穽、ナショナリズムあとがき解説 渡辺大助
【目次】



