出版社内容情報
母であることからの卒業、娘として母から卒業すること。臨床歴50年の第一人者が「母娘問題」の具体的な解決法を探る。子どもを産んだからといって、死ぬまで母である必要はない。夫婦が離婚によって解散するように、ある時、母からも卒業できればいい。これは難題で、一筋縄でいかないことも確かだ。娘にはもちろん、変わろうとする母親のためにも処方箋をしめす。文庫化にともない、「加害者」という観点から問題を見つめる新章、「『DV加害者プログラム』をとおして、多方面から加害者について考える」。さらに、著者と同じく臨床心理士・公認心理師である山崎孝明氏による解説「宣伝と愛」を追加。ロングセラー『母が重くてたまらない』の反響から生まれた、難問解決のための実践バイブル。
内容説明
愛情の押し売り地獄から、どうにも逃げられない?母娘問題から踏み出すための方法を示す、難問解決のための実践バイブル。文庫化に伴い、新章「『DV加害者プログラム』をとおして加害者について考える」を加筆した。
目次
プロローグ 非常時にのぞく家族の現実(震災後の様相)
1 ある母娘の物語―カウンセリングの事例より(娘を取り戻したい―母親の視点;長いトンネルをぬけるまで―娘の視点;妻を守りたい―墓守娘の夫の視点;カウンセラーの視点)
2 からまった糸をほどいてゆくために(「よき母」はどのように生まれるのか;墓守娘はあきらめない;母であることから卒業するために;父親に対する耳の痛い提言)
「DV加害者プログラム」をとおして加害者について考える(文庫化に際して)
著者等紹介
信田さよ子[ノブタサヨコ]
1946年岐阜県生まれ。公認心理師・臨床心理士。日本公認心理師協会会長。お茶の水女子大学哲学科卒、同大学院修士課程児童学専攻修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
m_bat_h
くり
-
- 和書
- あったとさ
-
- 和書
- 遊動亭円木 文春文庫