出版社内容情報
横浜の一等地にあるドヤ街、寿町。6年におよぶ執念の取材で、その全容を明かす。染みつき、絡み合い生きるひとびと。正常と異常、孤独とぬくもり、こちらとあちら……、読むほどに境界が曖昧(あいまい)になっていく。文庫版のための新話「寿町ニューウェイブ」も収録。
内容説明
横浜の一等地にある「ハマのドヤ街・寿町」。ここは異界か、最後の砦か。6年を超える取材で、わずか300m四方ほどの区画の中に120軒ものドヤ(簡易宿泊所)が犇めく町の姿を描き出したノンフィクション。“文庫版のための新話 寿町ニューウェイブ”も新たに収録。
目次
文庫版のための新話寿町ニューウェイブ
第1話 ネリカン
第2話 ヘブン・セブンティーン
第3話 愚行権
第4話 キマ語
第5話 沖縄幻唱
第6話 帳場さん二題
第7話 さなぎ達
第8話 刑事
第9話 寿共同保育
第10話 山多屋酒店
第11話 寿生活館
第12話 人間の謎
第13話 白いズック靴
第14話 お前は何者か
著者等紹介
山田清機[ヤマダセイキ]
1963年富山県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、鉄鋼メーカー、出版社勤務を経て独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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