出版社内容情報
終戦直後に朝日新聞を退社、秋田から社会の矛盾を訴え続け、101歳で亡くなったジャーナリスト・むのたけじが戦争・原発・教育など100歳の時に考えていたこと。最後の5年間を共に過ごした次男の大策氏によるエッセイを新たに収録。
内容説明
敗戦の日に朝日新聞社を退社し、故郷の横手(秋田県)で週刊新聞『たいまつ』を創刊した反骨のジャーナリストであり、101歳で亡くなったむのたけじが、東北から見つめ続けた戦後日本とは。文庫化に際し、最後の5年間を共に過ごした次男の大策氏によるエッセイを追加。
目次
第1章 どうしてこんな国になった(死ぬ時が人間てっぺん;「君は俺が好きか。俺は君が好きだ」 ほか)
第2章 戦争とはどんなものか(人間ゆがめた徴兵制度;戦争を廃絶した人間主義へ ほか)
第3章 やるならトコトン、あきらめるのをあきらめろ(上っ面ばかりのTVニュース;子どもから大人になる14歳の目 ほか)
第4章 東北と沖縄と(東北の地に「光」求めて;デモクラシーの夜明けに ほか)
第5章 100年生きて、わかったこと(「喜ぶため、楽しむため」;長生きのコツ ほか)
巻末エッセイ 父・むのたけじと過ごした5年間(武野大策)
著者等紹介
むのたけじ[ムノタケジ]
武野武治。1915年秋田県生まれ。ジャーナリスト、文筆家。東京外国語学校(現東京外国語大学)スペイン語科卒。報知新聞を経て朝日新聞記者となり、中国、東南アジア特派員などで活躍。45年8月15日の敗戦を機に戦争責任を感じて退社。48年秋田県横手市で週刊新聞『たいまつ』を創刊。78年まで主筆として健筆をふるった。以降は著作・講演などで活動。2016年8月、101歳で逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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