出版社内容情報
日米関係のエキスパートとして、沖縄やイラク担当の首相補佐官として、またある時はひとりの民間人として、困った人、愛するに日本のために駆け回り、太陽のような情熱を降り注いだ男。主流を占める理論派に対して、あくまで「現場主義」にこだわり、その土地、その国に生きる人の心を理解することから始めた。それが岡本行夫の仕事の流儀だった。2020年4月24日、新型コロナウィルス肺炎のため急逝し、日本だけでなく世界から悲しみの声が寄せられた。文庫化に際して大幅に再編集、岡本氏の懐かしい写真を多数収録、解説や年表なども加筆。「特別寄稿・岡本行夫さんを悼む」として、16名の追悼文を掲載。猪俣弘司(元オランダ大使)/梅本和義(元イタリア大使)/加藤實(株式会社女川魚市場代表取締役社長)/河野克俊(前統合幕僚長) 工藤泰三(日本郵船株式会社特別顧問)/小泉進次郎(環境大臣兼原子力防災担当大臣)/小宮一慶(小宮コンサルタンツ代表取締役CEO)/佐々江賢一郎(前米国大使)/島袋清徳(元沖縄県伊江村長)/杉山晋輔(米国大使)/高橋孝信(女川魚市場買受人協同組合理事長)/田中均(日本総合研究所国際戦略研究所理事長)/比嘉鉄也(元沖縄県名護市長)/古川貞二郎(元内閣官房副長官)/宮家邦彦(キヤノングローバル戦略研究所研究主幹)/薮中三十二(元外務省事務次官)〔五十音順〕目次第1章 アメリカとの出会い第2章 外交の世界を知る第3章 冷戦時代の安全保障の現実第4章 自立的外交への挑戦第5章 屈辱の湾岸戦争第6章 沖縄の苦しみとともに第7章 アメリカの戦争解題 日本の国際的役割の追及(五百旗頭真)あとがき「外務省の枠に収まらなかった外交官」(薬師寺克行)特別寄稿・岡本行夫さんを悼む岡本行夫氏関連年表
内容説明
現場主義にこだわり、その土地に生きる人の心を理解することが出発点だ。それが岡本行夫の仕事の流儀だった。日米関係のエキスパートとして、沖縄・イラク担当の首相補佐官として、民間人として、困った人、愛する日本のために駆け回り、太陽のような情熱を注いだ男の記録。
目次
第1章 アメリカとの出会い
第2章 外交の世界を知る
第3章 冷戦時代の安全保障の現実
第4章 自立的外交への挑戦
第5章 屈辱の湾岸戦争
第6章 沖縄の苦しみとともに
第7章 アメリカの戦争
著者等紹介
五百旗頭真[イオキベマコト]
1943年生まれ。京都大学大学院法学研究科修士課程修了。元防衛大学校長。現在は兵庫県立大学理事長、ひょうご震災記念21世紀研究機構理事長
伊藤元重[イトウモトシゲ]
1951年生まれ。米ロチェスター大学大学院経済学研究科博士課程修了。東京大学名誉教授。現在は学習院大学国際社会科学部教授
薬師寺克行[ヤクシジカツユキ]
1955年生まれ。東京大学文学部卒業。79年朝日新聞社入社。論説委員、月刊誌「論座」編集長、政治部長など。現在は東洋大学社会学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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