朝日文庫<br> 歴史の中で語られてこなかったこと―おんな・子供・老人からの「日本史」

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朝日文庫
歴史の中で語られてこなかったこと―おんな・子供・老人からの「日本史」

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  • サイズ 文庫判/ページ数 316p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784022620194
  • NDC分類 210.04
  • Cコード C0121

出版社内容情報

養蚕と織物を担う女性、民俗行事を担う子供、社会の調整役としての老人。彼らを主人公に日本列島の歴史をたどると、従来の日本像をひっくり返す、新しい視座が開けてくる。歴史学と民俗学の泰斗が語りつくす、目からウロコの歴史世界。(解説:渡邉大門)

内容説明

中世の日本社会では、本当は女性・子供・老人が社会を動かす重要な役目を担っていた。独自の知見から両氏が歴史を語る時、農業中心の日本像とは違った新たな視座が開けてくる。話題は、日本の近現代の諸問題にも及び…歴史学×民俗学の刺激的な対談集。

目次

第1部 歴史から何を学べばいいのか?(歴史からヒントを得る“文学や映像の世界”;「農業中心史観」が隠蔽した女性の役割;女性史の常識を覆す“桑と養蚕の世界”;“女性と織物の歴史”を民俗学が解き明かす;“老人の役割”を認める歴史を発見する;古い伝統に裏付けられた「接待」と「談合」の歴史;日本人の国家意識を作った「地図の思想」;歴史家・清水三男の足跡をたどる;「従軍慰安婦」問題をめぐって;『日本社会の歴史』を読みなおす)
第2部 歴史研究家と民俗学者の対話(一九八二~一九九五年)(歴史と民俗の十字路;“衣装”の再発見;渋沢敬三の仕事と意義;コメと日本人;新しい日本像を求めて―歴史と民俗のあいだ)

著者等紹介

網野善彦[アミノヨシヒコ]
1928年山梨県生まれ。歴史家。専門は日本中世史、日本海民史。東京大学文学部卒業。都立高校教諭を経て名古屋大学、神奈川大学で教鞭をとる。89年、『瓜と龍蛇』で毎日出版文化賞受賞。2004年2月逝去

宮田登[ミヤタノボル]
1936年神奈川県生まれ。民俗学者。文学博士。東京教育大学大学院博士課程修了。東京学芸大学助教授、筑波大学教授、神奈川大学教授を歴任。2000年、『日本人と宗教』で柳田賞受賞。2000年2月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Bo-he-mian

12
「田植えの方法は、例えば車田みたいにグルグル輪になりながら進むのが古式だった。要するに神霊をそこへ招き寄せるんだと。田植えをお祭りだと考えているわけです。しかも神を迎えるために早乙女が晴れ着を着て行う。性的な要素が強い所作もある」-宮田登 / 網野善彦と宮田登というフェイバリットな歴史&民俗学者の対談という事で読み始め、ダラダラと何ヶ月もかけてようやく読了。しかし、いきなり冒頭から宮崎駿の『もののけ姫』の話をしていたのには、常日頃からアンチ・ジブリを標榜するジブンとしてはビックリ(笑)。2021/03/31

Tom

4
日本中世史の網野善彦氏と民俗学者の宮田登氏の対談集。本書は二部構成で、第一部は1997年と1998年に行われた本書のためのオリジナル対談で、第二部は1982~1995年の間に雑誌等に掲載されたものから抜粋。網野氏の著作を読んでいる人には既に馴染み深い「百姓≠農民」論が熱く語られている。第一部の後半から網野氏の宮田氏へのアタリが強いなあと感じていたところ、あとがきでお酒が入っていたことが判明する。当時のホットな話題であった「自由主義史観(新しい教科書をつくる会)」にも批判的に言及している。2024/04/29

MiG

2
一般的な農業を中心にした日本史のストーリーを全く別の視点から新しく捉え直す対談集。40年~25年位前の対談の再録なので時事ネタには流石に古さはあるが、今まで当たり前だと思っていた歴史がひっくり返されるような爽快感があった。 特に養蚕と女性の関わりについてと民具研究の渋沢敬三のくだりに興味を惹かれた。2020/08/18

 本の紙魚

1
知人からおすすめ本として送られてきたのだが、正直目新しさがなく読むのに少し疲れた。2020年の出版なのに「今の日本」として語られている話が少し古いなあ、と思っていたら収録自体は1982年ころからだったと知って納得。大学の先生たちが居酒屋で専門について熱く語っている光景が読みながら浮かんでいたら、やっぱり対談の中にはお酒の席でのこともあったみたい。バブルを挟んでの時代に民俗学や歴史学への危機感をお二人が強く持っていたことがわかる。あれから数十年、日本もだいぶ変わったところもあり、変わらないところもあったり。2021/07/14

カネコ

1
2020/09/23

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