朝日文庫<br> 戦場で書く―火野葦平のふたつの戦場

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朝日文庫
戦場で書く―火野葦平のふたつの戦場

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  • サイズ 文庫判/ページ数 424p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784022620187
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0195

出版社内容情報

国民的作家から、戦犯へ。激しい非難の中で、なぜ彼は書き続けたのか。中国戦線の戦場で芥川賞を受賞し、戦闘ばかりではない戦場での兵士の日常を描いた『麦と兵隊』で国民的作家となった火野葦平。敗戦後、彼を待っていたのは、「戦後日本社会」という二つ目の戦場だった。戦争に狂奔した人々が、敗戦を境に一変し、平和を祈りアメリカを礼賛し、自分を非難する。そんな中で、火野は書き続けることを選び、そして――。表現者と戦争・国家・社会を見つめなおす渾身のノンフィクション。目次プロローグ ふたつの戦場第一章 戦争作家、誕生第二章 日中メディア戦争第三章 ペン部隊、戦場をめぐる第四章「大東亜」のなかで第五章 行き着いた疑問第六章 第二の戦場エピローグ ふたつの言葉

内容説明

戦場で芥川賞を受賞し、「兵隊三部作」で国民的作家となった作家・火野葦平。しかし敗戦後の火野を待っていたのは、戦後日本社会というふたつめの戦場だった。激しい非難の中で、なぜ火野は書き続け、自死を選んだのか。表現者と戦争・国家・社会との関係を問い直す力作。

目次

プロローグ ふたつの戦場
第1章 戦争作家、誕生
第2章 日中メディア戦争
第3章 ペン部隊、戦場をめぐる
第4章 「大東亜」のなかで
第5章 行き着いた疑問
第6章 第二の戦場
エピローグ ふたつの言葉

著者等紹介

渡辺考[ワタナベコウ]
1966年東京都生まれ。早稲田大学卒。90年、NHKに入局。福岡放送局、番組制作局、大型企画開発センターなどを経て現在はNHKエデュケーショナルプロデューサー。制作したテレビ番組に、ETV特集「もういちどつくりたい~テレビドキュメンタリスト木村栄文の世界~」「シリーズBC級戦犯(1)韓国・朝鮮人戦犯の悲劇」、NHKスペシャル「学徒兵 許されざる帰還~陸軍特攻隊の悲劇~」などがあり、3作品とも、ギャラクシー賞選奨(テレビ部門)を、またETV特集「戦場で書く」は、橋田賞を受賞している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ののまる

7
戦意高揚を戦場で書き続け国民を煽った従軍作家の火野葦平を、戦後自死するまでを追う。2023/12/27

OMO

1
面白さ:○   興味:◎   読みやすさ:○   新鮮さ:○   文学的云々:×2022/07/26

Mi

0
★★★2020/08/05

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