出版社内容情報
「いざ行かん、地上の楽園へ!」。大ざっぱだけど超絶技巧のアジア系マッサージから謎のセレブ客御用達のヘッドスパまで。もまれながら考えた、女性が働くこと、癒やされること。疲れた体と凹んだ心をグイッともみほぐす、マッサージ放浪記! 文庫オリジナルルポ収録。
内容説明
リラクゼーションサロンは、疲れきった女の体と心を癒す「野戦病院」みたいなもの。超絶技巧のお手軽アジア系マッサージからセレブ御用達の高級ヘッドスパ専門店まで。揉まれながら考えた、女性が働くこと、癒されること。読むと心のコリがふっとぶマッサージ放浪記!
目次
第1章 プチプラと私(この安さ、嬉しいけれど後ろめたい。;最後に正論!;保険対象か否か、それが問題だ。 ほか)
第2章 英世と一葉、旅立たせ。(イケメンは苦手;ストレッチ、それは羽ばたき。;映画「マイ・インターン」に見る福利厚生の可能性について ほか)
第3章 諭吉先生、出番です。(「神の手」について;注文の多い客;ついにここまで!「ワンタイムで本客化」の波襲来 ほか)
著者等紹介
ジェーン・スー[ジェーンスー]
1973年東京生まれの日本人。作詞家、コラムニスト、ラジオパーソナリティ。TBSラジオ「ジェーン・スー 生活は踊る」のMCを務める。2015年『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』で第31回講談社エッセイ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はるき
19
プロにしかできない技がある。ですし、そこでやり取りされる何かが加算されることがより重要。癒しへの道は遠く険しい。2020/05/07
cithara
12
リラクゼーション行きたい病がどんどんつのる。私には近所の健康ランドの大浴場につかった経験しかない。しかし、本書に載っているマッサージ店の高額なことよ! でもこれが普通なんだろうな。私自身の意識を変えなければ一生かかってもエステなんて行けないわ。気になったのはヨモギ蒸し(匂いを想像するだけで...)とスウェディッシュマッサージ(スウェーデンが好きなだけ)です。削った足裏の角質を「パルミジャーノ・レッジャーノ」と言い切ってしまうジェーン・スーさんのセンスが好きです。本書を読んだだけでもセレブ気分になれました。2020/03/17
れん
9
「リラクゼーションサロンは都会の野戦病院みたいなもの」「女には痩せて見えねばならぬ日がある」ジェーンさんの名言に笑ったり頷いたり。身体と心は相棒なのですね。2021/09/07
Salsaru
8
マッサージ行きたいですね。2021/05/23
Fumi
5
擬似体験しながら読んでしまった、色々なタイプのリラクゼーションがあるのだなぁ。 私も良く美容にお金はかけるけど、効果だけあればいいってもんじゃないんだよね。お店の空間とか香り、働く人の雰囲気、全てが自分に合っているかは常に探している気がする。 お金でしか解決できないこともあるもんね。よもぎ蒸し行こ〜2023/11/11