出版社内容情報
「愛がこんなにやっかいなものだとは、知らなかったよ」「恋してれば幸せになるはずなのにな」。片思いばかりのスヌーピーたちの人間関係。うきうきしたり、せつなくなったり、「恋」のおかげで我々は人生の難しさを学ぶのかもしれない。
内容説明
「ラブレターもらったことのない人間は、世界中に何百万といるはずだ」「愛は人に奇妙なことをさせるもんだね」「恋してれば幸せになるはずなのになあ」。片思いばかりのスヌーピーたちの人間関係。うきうきしたり、せつなくなったり、「恋」のおかげで我々は人生の難しさを学ぶのかもしれない。コミックスをテーマ別に再編集。
著者等紹介
シュルツ,チャールズ・M.[シュルツ,チャールズM.] [Schulz,Charles M.]
1922年、米国ミネソタ州セントポール生まれ。26歳で新聞連載コミック作家としてデビュー。世界中の人々に愛される連載コミック『ピーナッツ』を50年間書き続ける。2000年2月、逝去
谷川俊太郎[タニカワシュンタロウ]
1931年、東京都生まれ。詩人。詩作のほかに創作わらべうたや、マザーグースの翻訳など幅広く活躍。著書多数
河合隼雄[カワイハヤオ]
1928年、兵庫県生まれ。臨床心理学者。2007年7月、逝去。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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アキ
89
チャーリーはスヌーピーの飼い主と思っていて、スヌーピーはチャーリーのおもりをしているつもり。チャーリーはいつも野球ばかりやっていて、マウンドにはマーシーがいてチャーリーに話しかける。ライナスはタオルを放さずにはいられなくて、サリー・ブラウンはライナスに夢中。シュローダーはピアノを弾いて、ルーシーはシュローダーにくびったけ。好きになっても、思ったようにならない間柄ばかり。なんだかきな臭いギスギスした世の中に読むと、こんな世界がいつまでもあって欲しいなとちょっとホッとする。谷川俊太郎のこなれた訳で楽しめます。2022/03/30
TSUJINO Yusuke
2
☆☆☆☆ シャレが効いてる、オチがある、おもしろい。 それだけでなく、格言や人生哲学のようなものもある。 子供たちとお犬たちの物語なのに(大人は全く出てこなかったはず)、だから嫌味なく、単純に可愛く憎めないのか。 チャーリー・ブラウンとスヌーピーの関係性(上下関係ないはず)、スヌーピーとウッドストックの関係性がとても好き、癒される。2022/01/09