出版社内容情報
【社会科学/社会科学総記】幻の40年東京大会、大成功した64年東京大会を開催にこぎつけた人々は、オリンピックにどんな夢を託したのか。そして2020年の大会は、日本人に何をもたらすのか。政治経済の流れからオリンピック開催の舞台裏を活写するノンフィクション。
塩田潮[シオタウシオ]
著・文・その他
内容説明
東京でオリンピックを―。1940年、64年、そして2020年。招致の立役者たちは、オリンピックを通して日本をどう変革しようとしたのか。国、自治体、経済界、スポーツ界が一丸となり、知恵と人脈を結集させた招致の舞台裏を活写するノンフィクション。
目次
序章 二〇二〇年再招致成功
第1章 もう一度、日本に
第2章 黄金の一九六〇年代
第3章 幻の「一九四〇年オリンピック」
第4章 六四年初開催への道
第5章 東京大改造と「五輪政争」
第6章 「所得倍増」の誕生
第7章 高度成長の演出者たち
第8章 「奇跡」の東海道新幹線
終章 「世紀の祭典」の遺産
著者等紹介
塩田潮[シオタウシオ]
1946年高知県生まれ。ノンフィクション作家。慶応義塾大学法学部政治学科卒。『霞が関が震えた日』で第5回講談社ノンフィクション賞受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Yuka
2
2020年の東京オリンピックの招致だけでなく、64年、そして幻の1940年の東京オリンピックの招致と返還の舞台裏の話。 面白くてサクサク読めましたが、後半の新幹線の開通の辺りで私の関心は薄れてしまったかなぁ。 ちょっと期待したけど、パラリンピックの記載は一切なかったです。2019/04/21
人県玉埼
1
かなり時間をようしたがようやく読了。最後の4ページのJRの話は感動するものがありました。とにかく登場人物がこれでもかと出てくるので昭和史がある程度わからないとついていけません。笑。猪瀬直樹、安倍晋三、平沢和重、東龍太郎、岸信介、池田勇人、船場太郎、石原慎太郎、仲谷義明、鈴木善幸、柴田勝治、河野一郎、松永怜一、福田富昭などなど50ページで50人程登場しますので。興味ある人はとても面白いと思います。自分はかなりしんどかった。2021/02/02