出版社内容情報
【文学/日本文学評論随筆その他】戦争末期、「振武寮」という特攻帰還兵が収容された施設があった。「次は絶対死んでみせる」。帰還者にそう思わせる精神教育をさせるそこで、著者の大貫氏は幽閉されていた。美化してはいけない「特攻」を経験した元兵士の貴重な記録。
大貫健一郎・渡辺考[オオヌキケンイチロウ ワタナベコウ]
著・文・その他
内容説明
太平洋戦争末期に、特攻帰還者を幽閉する「振武寮」という施設があった。そこでは上官が帰還兵を殴打し、怒声を浴びせ、再び生きて戻ることは許されない、と思わせる精神教育が行われた。元特攻隊員が、その知られざる内幕を語る驚愕のノンフィクション。
目次
序章 幽閉された軍神
第1章 「特殊任務を熱望する」
第2章 第二二振武隊
第3章 知覧
第4章 友は死に、自らは生き残った
第5章 振武寮
第6章 敗戦、そして慰霊の旅
終章 知覧再訪
著者等紹介
大貫健一郎[オオヌキケンイチロウ]
1921年福岡県生まれ、台湾育ち。拓殖大学卒。42年10月、陸軍小倉歩兵第14連隊入隊。43年6月、特別操縦見習士官制度に志願合格し、10月、大刀洗陸軍飛行学校本校に入校する。44年8月、陸軍特攻隊の一員に選ばれる。45年4月、特攻機で沖縄に向かうも不時着、その後「振武寮」に軟禁された。菰野陸軍飛行基地で終戦を迎える。戦後は建設機械リース業の会社を興し、1986年引退。2012年3月逝去。享年90歳
渡辺考[ワタナベコウ]
1966年東京都生まれ。早稲田大学卒。NHKディレクター。制作したテレビ番組に、NHKスペシャル「学徒兵 許されざる帰還~陸軍特攻隊の悲劇~」などがあり、ギャラクシー賞、橋田賞など受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
あや
Mao
やまた
oooともろー
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