出版社内容情報
アウシュヴィッツから生還した、アンネの義姉の告白。エヴァ、15歳の誕生日にアムステルダムの隠れ家がナチに見つかり、一家は家畜列車に乗せられた。飢えと衰弱と恥辱と……そして解放の足音。『アンネの日記』の続きが、ここに綴られている。
内容説明
1944年5月11日、エヴァ15歳の誕生日の朝、アムステルダムの隠れ家にゲシュタポが踏み込んできた。間もなく家族4人が乗った家畜用列車は、アウシュヴィッツへ。絶滅収容所の苛烈と、解放の足音と―。アンネ・フランクの義姉が告白する、『アンネの日記』の続きの物語。
目次
第1部 ウィーンからアムステルダムへ
第2部 アウシュヴィッツ・ビルケナウ
第3部 帰還―ロシアを通って
母フリッツィ・フランクによる追記
八十代のエヴァが語る、アウシュヴィッツとその後
写真で見るエヴァと家族
著者等紹介
シュロス,エヴァ[シュロス,エヴァ] [Schloss,Eva]
1929年5月、ウィーン生まれ。製靴工場を営むユダヤ人中流家庭に育つ。第2次世界大戦勃発前夜、ユダヤ人排斥のうねりが欧州に広がるなか、一家はウィーンを離れ、40年にアムステルダムに移住。近所には同い年のアンネ・フランクがいた。2年後には隠れ家に身を潜めたが、ナチスによって家族はアウシュヴィッツ・ビルケナウの強制収容所へ移送される。8カ月の強制収容所生活を生き延びて45年に解放される。帰国後、父と兄の死を知る。その後、同じく強制収容所を生き延びた母エルフリーデは、オットー・フランク(アンネの父)と再婚
吉田寿美[ヨシダスミ]
1937年、東京生まれ。58年、桜の聖母短期大学英語科卒業。洋画配給会社、出版社国際部などで勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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