朝日文庫<br> 恋の法廷式

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朝日文庫
恋の法廷式

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  • サイズ 文庫判/ページ数 280p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784022619105
  • NDC分類 327.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

男と女、夫と妻、妻と愛人、独身男と風俗嬢……。裁判所で繰り広げられる恋愛に関する人間模様はさまざま。泥沼化するものから、思わず応援したくなるような事件まで、恋愛にまつわる裁判だけに的を絞り、濃密な人間ドラマを描く、異色の裁判傍聴記。

内容説明

前科2犯の女に法廷で求婚する元夫。出会い系で会った男たちから、次々と金を騙し取る超地味な女。ひと目惚れすると、スカートに手が伸びる痴漢男。フラれた相手に定期的に脅迫状を送り続ける派遣社員の女。愛のカタチは十人十色。恋愛裁判だけを集めた異色の裁判傍聴記。

目次

基本問題(女ゴコロと脅迫状;大人の女性ですから;法廷で結婚を誓う;「爆女」、幸せのつかみ方;カッター男 ほか)
応用問題(いたわり合う夫婦の復讐劇;彼女はセックスフレンドでした;電車に乗るとスイッチが入る人;傍聴席の恋人たち;女が本気になったとき ほか)

著者等紹介

北尾トロ[キタオトロ]
1958年福岡県生まれ。ライターとして様々な分野で活躍。ネット古書店運営やインディーズ出版、長野県での「本の町プロジェクト」、雑誌「季刊レポ」の編集発行人など、執筆以外にも活動する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

GAKU

62
夫婦、夫と愛人、妻と愛人、独身男と風俗嬢、ストーカーと化した元カレ、痴漢常習者等々、男と女に関する事件のみ掲載した、あの北尾トロさんの裁判傍聴記。世の中には色々な人がいて色々な男女関係があるのだなと、感心しながら楽しく読みました。 2018/06/19

さおり

57
久々に読んでみました、北尾トロさんの裁判傍聴記。しょーもなっ、と言いたくなるような事件連発。しかし、トロさんもあとがきに書いてたけど、みんなそれぞれやらかしてんだよね。裁判沙汰になるとこまで振り切れないだけで。私も若い頃には、危なっかしい時期もありましたよ、そりゃ。まぁこの本には、私より年上の方々も登場しますけども。なぜにその思考回路?なぜにその展開?と到底理解できない話も多く、人の感情(その中でも特に恋愛感情)っておもしろいなと思います。他人事だから言える話やけど。2017/11/13

ユズル

21
北尾さんの趣味と実益を兼ねた傍聴記。今回は小物事件ばかりを追っていましたが、そこは本になるくらいクセの強い男女達が目白押しでした。告白してやんわり断れたから殺そうとするとか、東方神起のメンバーと恋人同士だからとか、ゲイの恋人にフラれたら本人でなくその家族殺すとか。人間、やっぱ怖いわ。小物事件でもパンチありました。2018/02/06

keith

18
恋愛絡みの裁判傍聴記です。被告人は減刑したいばかりに言い訳ばっかりかましたりて、自分に都合がいいように詭弁を弄したり、論理が破綻しているのに気がついてない人ばかりですね。読んでいて面白いんですが、少し飽きてしまいました。2017/12/12

のんちゃん

18
フリーライター北尾トロ氏によるお馴染みの裁判傍聴記。今回は恋愛絡みの事件のみの記録。恋愛の中身は感情の揺れであるから、その結果、事件の要因になる事が多い。凄く人間くさい、ドラマチックな背景が事件の中に垣間見れる。北尾氏は「人が人を好きになるかぎり、(恋愛絡みの事件が)この世からなくなることはないのだと思う。」と記している。納得。2017/09/08

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