出版社内容情報
63歳で女性初、日本人初の国連難民高等弁務官となり、冷戦後の10年間、世界の難民支援を指揮した緒方貞子氏。当時の貴重な日記を中心に、エッセイ、インタビューなどをまとめた内容に。難局に直面したとき、彼女はどう判断し、どう対応したのか。
内容説明
63歳で日本人初の国連難民高等弁務官として、冷戦終結後の10年間、世界の難民支援を指揮した緒方貞子氏。彼女が当時綴った日記やエッセイ、対談などを通じ、深刻化する難民問題解決の糸口を探る。
目次
1 ジュネーブ忙中日記(一九九三年;一九九四年)
2 国連難民高等弁務官の十年(国連難民高等弁務官着任一カ月;難民・国内避難民・経済移民;カンボジア和平の課題 ほか)
3 難民援助の仕事を語る(経済大国から人道大国へ;人道援助とPKOの連動;緊急的人道援助はどう行われたか ほか)
4 外交演説・講演―平和の構築へ(グローバルな人間の安全保障と日本;アフガニスタンの人々に希望を;アフガニスタン復興支援国際会議 ほか)
5 世界へ出ていく若者たちへ(世界へ出ていく若者たちへ)
著者等紹介
緒方貞子[オガタサダコ]
1927年東京生まれ。独立行政法人国際協力機構(JICA)特別フェロー。聖心女子大学文学部卒。アメリカに留学し、ジョージタウン大学で国際関係論博士号、カリフォルニア大学バークレー校で政治学博士号を取得。74年国際基督教大学准教授、80年上智大学教授に就任。教鞭をとる一方、76年日本人女性として初の国連公使となり、以降、特命全権公使、国連人権委員会(現理事会)日本政府代表を務める。91年から2000年まで第8代国連難民高等弁務官(UNHCR)として難民支援活動に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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