出版社内容情報
【歴史地理/旅行】タイ庶民は何を食べている? 鉄道やトゥクトゥクに代わる、速くて便利な交通手段とは? 風俗・飲酒・喫煙を取り締まるなど軍事政権が清廉潔白なイメージ作りに努める様子を横目に、庶民の暮らしに触れ、ラオスとの国境をめぐる旅へ。
下川裕治[シモカワユウジ]
内容説明
タイ料理とタイ中華料理はどう違う?バスやタクシーはもう不便な乗り物?軍事政権が飲酒や風俗をとり締まり、清廉潔白なイメージを演出しようとするなか、国王死去の報が国中を駆け巡った。そしてバンコクの先へ。各駅停車に揺られて、音のないラオスの田舎に迷い込む。
目次
第1章 「日本人好みのタイ料理」はタイ料理じゃない?―タイ中華料理に染まるフードコート
第2章 裏の交通機関が市民の足というバンコク―パープルラインに乗ってチャオプラヤー川を越える
第3章 清廉さをアピールする軍事政権のうさん臭さ―国境で嘆く不法就労の日本人たち
第4章 プミポン国王の死去。喪はやはりタイ式だった―バンコクの中間層が黒服狂騒曲を生む?
第5章 タイ国鉄に乗りまくってわかる「遅れ」の正しい理由―一泊千バーツ前後。地方の老舗ホテルの味わい
第6章 タイとベトナムを嫌い、ラオスが近づいた中国の怖さ―ラオス人が自国の空港のように使うウドンターニーの空港
第7章 音のないラオスの村はビエンチャンから北に一時間半―ルアンパバーンはバックパッカーの聖地への入口
著者等紹介
下川裕治[シモカワユウジ]
1954年長野県生まれ。旅行作家。慶應義塾大学を卒業後、新聞社勤務を経て独立。90年、『12万円で世界を歩く』でデビュー。以後、おもにアジア、沖縄をフィールドに、バックパッカースタイルでの旅を書き続けている
阿部稔哉[アベトシヤ]
1965年岩手県生まれ。フォトグラファー。東京綜合写真専門学校卒業後、「週刊朝日」嘱託カメラマンを経てフリーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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