朝日文庫<br> 週末ちょっとディープなタイ旅

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朝日文庫
週末ちょっとディープなタイ旅

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784022618948
  • NDC分類 292.37
  • Cコード C0126

出版社内容情報

【歴史地理/旅行】タイ庶民は何を食べている? 鉄道やトゥクトゥクに代わる、速くて便利な交通手段とは? 風俗・飲酒・喫煙を取り締まるなど軍事政権が清廉潔白なイメージ作りに努める様子を横目に、庶民の暮らしに触れ、ラオスとの国境をめぐる旅へ。

下川裕治[シモカワユウジ]

内容説明

タイ料理とタイ中華料理はどう違う?バスやタクシーはもう不便な乗り物?軍事政権が飲酒や風俗をとり締まり、清廉潔白なイメージを演出しようとするなか、国王死去の報が国中を駆け巡った。そしてバンコクの先へ。各駅停車に揺られて、音のないラオスの田舎に迷い込む。

目次

第1章 「日本人好みのタイ料理」はタイ料理じゃない?―タイ中華料理に染まるフードコート
第2章 裏の交通機関が市民の足というバンコク―パープルラインに乗ってチャオプラヤー川を越える
第3章 清廉さをアピールする軍事政権のうさん臭さ―国境で嘆く不法就労の日本人たち
第4章 プミポン国王の死去。喪はやはりタイ式だった―バンコクの中間層が黒服狂騒曲を生む?
第5章 タイ国鉄に乗りまくってわかる「遅れ」の正しい理由―一泊千バーツ前後。地方の老舗ホテルの味わい
第6章 タイとベトナムを嫌い、ラオスが近づいた中国の怖さ―ラオス人が自国の空港のように使うウドンターニーの空港
第7章 音のないラオスの村はビエンチャンから北に一時間半―ルアンパバーンはバックパッカーの聖地への入口

著者等紹介

下川裕治[シモカワユウジ]
1954年長野県生まれ。旅行作家。慶應義塾大学を卒業後、新聞社勤務を経て独立。90年、『12万円で世界を歩く』でデビュー。以後、おもにアジア、沖縄をフィールドに、バックパッカースタイルでの旅を書き続けている

阿部稔哉[アベトシヤ]
1965年岩手県生まれ。フォトグラファー。東京綜合写真専門学校卒業後、「週刊朝日」嘱託カメラマンを経てフリーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥

75
週末に読書でちょいとディープなタイ旅行を楽しみました。タイトル通りにほんの数日のパック旅行では知ることができないちょいとディープなタイ事情。さすが旅行作家の大御所、下川さんですね。タイは仕事で何度か行きましたが、2014年のクーデター以降はご無沙汰。軍事政権によって賄賂文化が払拭されてクリーンなイメージになったけど、そのぶんある意味なあなあなタイの良さも失われているらしい。プミポン国王崩御の際のタイ国民がとっていた行動など非常に興味深い。今度は仕事でなくて行ってみたいなぁ。★★★★2017/07/30

piro

23
タイ(&ちょっとラオス)のディープな、と言うか素の様子を描いた一冊。週末旅どころか、もはや旅の本ではなく(笑)、「タイの生活」と言った感。下川さんのホームグラウンドだけあって、その内容はとても濃く、生々しい。「タイ料理」と「タイ中華料理」の話やプミポン前国王逝去時の「黒服狂想曲」の話がとても興味深かったです。特に後者は日本人とはちょっと違うタイの人々の感覚が何となく感じられ面白い。長らく行っていないので、久しぶりにタイに行きたくなりました。2019/11/24

きのぴ

19
タイ料理とタイ中華料理の違いが面白かった。私たちが日本で食べてるタイ料理ってほとんどタイ中華料理なのかも。辛いの苦手だからあまりタイ料理食べないけれど、パッタイは大好き。パッタイもタイ中華料理みたい。今や東南アジア一の大都会で物価もそんなに安くないのだろうけど、タイはいつか行ってみたい。音のないラオスの田舎もとても魅力的だった。2022/07/01

ryuetto

8
タイ旅とあるけど、ラストの方ではラオスについても解説があった。いつもながら、それぞれの国の状況を丁寧に説明してくれて、勉強になります。 今回の本では、タイの乗り物として、あまり日本人一般には知られていないバイクタクシーについての説明と、現在の軍事政権についてと、プミポン国王の喪に服しているバンコクの様子など、いろいろ書かれていて読み応えがありました。 どんどん中国が入り込んでいるラオスの状況はちょっと怖い。しかし、どんな国なのかとちょっと興味は持ちました。2017/09/15

いっちょらるれ~

7
下川さんのセンチメンタルな文章が恋しくて・・・ 下川さんのような旅行はできないけれど憧れます。でもタイでは列車の旅は困難だと痛感させられましたせめてバンコクからアユタヤまで列車で行ってみたいものです。 2021/06/18

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