出版社内容情報
地球で電気自動車(テスラモータース)を普及させ、宇宙開発で火星移住を掲げるイーロン。その野望は現実のものになりつつある。『未来を変える天才経営者 イーロンマスクの野望』の発売から3年、彼はどこまで進化しているのか? 増補改訂文庫版。
内容説明
世界で最も注目されている天才経営者イーロン・マスク。宇宙ロケットのスペースX、電気自動車のテスラモーターズ、太陽エネルギーのソーラーシティを率い、100万人の火星移住計画を実現可能なものとしてつき進める。「人類と地球を救う!」という彼が描く未来とは?
目次
1章 新たな旅立ち
2章 素人集団の戦い
3章 新世紀のクルマをつくれ
4章 偉業達成への飛翔
5章 巨大な敵に打ち勝て
6章 不可能だから挑む
7章 未来を切り拓け
8章 イーロンが描く未来
著者等紹介
竹内一正[タケウチカズマサ]
1957年岡山県生まれ。徳島大学工学部大学院修了、米国ノースウェスタン大学客員研究員。松下電器産業(現パナソニック)にエンジニアとして入社。PC用磁気記録メディアの新製品開発、海外ビジネスに従事。その後、アップルコンピューター社にてマーケティングに携わる。日本ゲートウェイを経てメディアリングの代表取締役などを歴任。シリコンバレーのハイテク動静に精通。現在、ビジネスコンサルタント事務所「オフィス・ケイ」代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ばんだねいっぺい
31
ところどころに日本批判を挟むのに、そうだよなと苦笑した。 トランプ大統領ではなくて、その陣営の人々のやっていることに目を向けなくてはならない。トヨタを応援します。 2017/04/03
501
19
テスラの創業者としか知らなかったが、イーロン・マスクはスペースXを立ち上げ低コストのロケット開発で航空宇宙産業に殴り込みをかけただけでなく、火星移住への移住手段を2020年代に実現を目指すという、現実味がないくらいのスケール感をもった人物だった。イーロンの来歴だけでなく、EVや自動運転、宇宙ロケット開発における社会の動向の解説も分かりやすく要領よくコンパクトにまとまっている。今後のイーロンの動向が気になる。2017/02/28
たらお
17
失敗から短時間で最大限の学びを得るのがシリコンバレー流。以前も読んだことあるフレーズ。シリコンバレーでは過去にどのくらい失敗しているかが問われる。もちろんそれを乗り越えるタフさがなければいけなのだが。宇宙ロケットベンチャー「スペースX」、テスラ・モーターズのEV。カリスマ天才企業家はワンマンだからこそ、常識を覆すことを次々と進めていく。とてつもない失敗をしても、メンバーたちに前向きな発言をして到達点に向かわせる。金儲けじゃなく人類と地球を救うことを理念としているというところにとてつもなさを感じる。2016/11/27
Enzo Suzuki
12
イーロンの近年の活動を詳細に追いつつ、スペースX、テスラ、ソーラーファクトリーを取り巻く背景や未来展望が書かれている。とくにスペースX関連は、おそらく著者が好きな分野であるのか、部品や構造など細かい。イーロンとの対比で日本の経営にも一石を投じる。『平時なら凡庸なリーダーでもなんとかやっていける。だが、困難の時にリーダーの真価がわかる。日本が「失われた20年」と言われる最大の原因は、社長になってはいけない人たちが社長になったからかもしれない』2017/03/19
スプリント
7
成功者かと思いきやかなりタイトロープな人生を歩んでいる経営者でした。志は高いが人格は常人と逸脱した点が多々ある点は数多のベンチャー経営者の共通点ですが彼は志を貫くことができるでしょうか。2016/12/25