出版社内容情報
エドモン・ミシュレ[エドモン ミシュレ]
著・文・その他
内容説明
ド・ゴール政権下で国防相や法相、文化相などを歴任したフランスの著名な政治家エドモン・ミシュレによる、ダッハウ強制収容所実録「物語」。他のナチスによる強制収容所と同様、人間の尊厳を徹底的に剥奪される環境のなかでの生活を、抑制された筆致、ミシュレならではの視線で描写する。
目次
早朝
陽気な騎兵隊
フランス人司祭
収容所付きドイツ人司祭
不可知論者
入所式
ダッハウ強制収容所
寄せ集め囚人
ナショナリズム
「その血の責任は、われわれとわれわれの子孫の上に…」〔ほか〕
著者等紹介
宇京頼三[ウキョウライゾウ]
1945年生まれ。三重大学名誉教授。フランス文学・仏独文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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えびみりん
0
理不尽に差別されて特に理由もなく収容されていたユダヤ人と違ってドイツ人にとって不都合なフランス人だったから収容されていた筆者。 国という明確に信じる物があったからなのか、今まで読んできたホロコースト関係の本に比べて少し明るい感じがした。 それにしても男性と女性の手記の書き方が違いすぎて面白い。 男性は殴られた、蹴られた、罵声を浴びせられたと淡々と事実だけを述べているのに対し女性は殴られた後、蹴られた後、罵声を浴びせられた後に感情的な感想が入ってる。 私も女だからか、後者の方がのめり込める。2016/08/28
うなばら
0
自分にはちと読みにくく、気になったところだけつまみ食いして読了とした。 キリスト教の知識があると理解の助けになるかも。2020/04/04
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