出版社内容情報
国境の島々には、行かなければ見えない「知られざるニッポン」がある! 今も戦後が終わらない北方領土、見ることのできない島・沖ノ鳥島、民族的聖地となった竹島、上陸を禁じられ、政治的秘境となった尖閣諸島。そこには、国境で暮す人、かつて暮していた人、国境を守ろうと運動する人、取り返そうと運動する人がいた。国境問題の現状と、戦争や政治によって膨張し収縮する国境問題に振り回されている人々を描くノンフィクション。2012年8月に尖閣諸島沖を取材したルポを新たに加筆。
内容説明
政治的秘境となった尖閣諸島、韓国の民族的聖地となった竹島、ロシア人が暮らす北方領土。日本人には行けない「日本の国境」に足を運び、数十年にわたり国境問題に振り回される人々のすがたを描くノンフィクション。尖閣諸島沖を再取材、国有化の真実に迫ったルポも新たに加筆。
目次
1 北方領土1―渡航を禁じられた島(函館~サハリン~国後島)
2 沖ノ鳥島―国家が守る見えない島(東京~父島~沖ノ鳥島)
3 竹島―民族的聖地となった島(釜山~鬱陵島~竹島/隠岐)
4 対馬―隣国と向き合う交流の島(対馬~釜山/釜山~対馬)
5 与那国島―国境の手前でもがく島(基隆~那覇~与那国島)
6 北方領土2―歴史が止まったままの島(国後島~色丹島~根室)
7 尖閣諸島―政治的な秘境となった島(那覇~香港/那覇~魚釣島)
著者等紹介
西牟田靖[ニシムタヤスシ]
1970年大阪府生まれ。ノンフィクション作家。神戸学院大学卒。アジア太平洋諸国を巡って日本の足跡を探す旅、香港からロンドンまでの「深夜特急」の足跡を辿るバス旅など、旅や経験、歴史をテーマにした作品作りにこだわっている。また、朝鮮半島や満州からの引き揚げ者への聞き取り取材にも近年は取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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