内容説明
真の意味を、あなたはまだ知らない。「知足、無為、上善若水、和光同塵、不争の徳、大器晩成、報怨以徳、天網恢恢疎にして漏らさず…」答は、全て本書の中に。人類史上、最高最大の知性が説く究極の幸福論。あの超難解な老子が、こんなにわかりやすくなっても良いのか。
目次
道(道とは何か;ああ情けない;やわらかくしなやかに;知足のすすめ;引退のすすめ ほか)
徳(真の指導者とは;天と地と大河のように;無用の用とは;真の指導者は三宝を持っている;争ってはいけない ほか)
著者等紹介
新井満[アライマン]
1946年新潟市生まれ。上智大学法学部卒業後、電通に入社。在職中はチーフプロデューサーをつとめた。作家、作詞作曲家、写真家、環境映像プロデューサー、長野冬季オリンピック開閉会式イメージ監督など、多方面で活躍中。小説家としては、1988年『尋ね人の時間』で芥川賞を受賞。2003年11月に発表した写真詩集『千の風になって』(講談社)と、それに曲を付け自ら歌唱したCD『千の風になって』(ポニーキャニオン)は現在もロングセラーを続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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パッチ
1
「老子」の哲学を、自ら「自由訳」と呼ぶくらいに、平易な単語を選び、やわらかな話し言葉で綴っている。詩のような哲学書である。老子は、「水のように生きろ」と言っているように読み取れる。そして私にとって老子の言葉は、とてもやさしく、穏やかであり、日々のストレスやプレッシャーから身を守る言葉のバリアにもなってくれる。 2012/05/26
k
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「天と地と大河をお手本に 無為にして無心に生きる」。眠れない夜に何となく再読。詩集を読むような感覚で、老子の世界にふれられる1冊。2012/08/20
にーな
0
老子の前半は「道」に、後半は「徳」について書かれている 2018/05/10