朝日文庫
瘠我慢の精神―福沢諭吉「丁丑公論」「瘠我慢の説」を読む

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 277p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784022616005
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0195

内容説明

西南戦争と西郷隆盛を非難する世論の大合唱に抗して、「抵抗の精神」の持続を訴えた「丁丑公論」。勝海舟と榎本武揚の、維新とその後の生き方を批判し、指導者の責任倫理を説いた「瘠我慢の説」。福沢の思想の核心に迫り、真の独立の精神とは何かを問う。原テキストを付録。

目次

1 「丁丑公論」を読む
2 「瘠我慢の説」を読む
解説
関連文献一覧
付録

著者等紹介

萩原延壽[ハギハラノブトシ]
1926年、東京・浅草に生まれる。東京大学法学部政治学科卒業。同大学院修了後、ペンシルヴァニア大学、オックスフォード大学へ留学。帰国後は、研究・著述に専念する。2001年10月没。著書に『馬場辰猪』(吉野作造賞)、『東郷茂得―伝記と解説』(吉田茂賞)など

藤田省三[フジタショウゾウ]
1927年、愛媛県に生まれる。東京大学法学部政治学科卒業。松山高校2年の時、丸山眞男の「軍国支配者の精神形態」に触れて以来、丸山に師事し、戦後を代表する思想家となる。2003年5月没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。