内容説明
突然、がんを宣告された若き新聞記者。告知からほどなく結婚、二人三脚の長い共闘の日々が始まる。どのように「生と死」と向き合い、現実を乗り越えてきたのか。人はひとりで死んでいくけれど、ひとりで生きることはできない―再発から7年近くを経た現在の心境とともに綴る。第51回日本エッセイスト・クラブ賞受賞の文庫化。
目次
1 「入院した。入籍する」(予期せぬ告知;戦線離脱 ほか)
2 死の何がそんなに怖いのか(「残念ながら進行がんです」;あくまで社会復帰を目指します ほか)
3 「峠」と言われた夜(超大量化学療法;医師と患者 ほか)
4 影あって光きわだつ(復帰;一年遅れの結婚式 ほか)
著者等紹介
上野創[ウエノハジメ]
1971年東京生まれ。早稲田大学政経学部卒。94年、朝日新聞社入社、長野支局、横浜支局、東京総局、社会部を経て2006年12月から教育グループ。横浜支局員時代の97年11月にがんと告げられる。2000年10月から約1年間、朝日新聞神奈川版で連載した手記がすぐれた医療記事に贈られる「ファルマシア医学記事賞」を受賞、記事をまとめた単行本『がんと向き合って』(晶文社)で、第51回日本エッセイスト・クラブ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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