内容説明
今年で生誕100年を迎える、日本を代表する監督、小津安二郎とはどんな人だったのか。どこで生まれ育ち、いつ映画に興味を持ったのか。好きな女優は。原節子との結婚の噂は本当だったのか。なぜロー・アングルにこだわったのか。小津を知ることで、小津映画の核心に触れてゆく、画期的な小津本。
目次
個人に関する質問(小津の生まれた深川はどんなところでしょうか。深川は小津映画になにか影響を及ぼしてしますか?;小津は松阪に転校していますが、これにはなにか理由があるのでしょうか?;小津は旧制中学生のとき、退学させられそうになったそうですが、そのわけを教えてください。;小津は二浪したということを聞きました。とても信じられないのですが、本当でしょうか?;二浪が決まったあと、小津が小学校の先生をしたというのは本当でしょうか? ほか)
映画に関する質問(小津が撮った作品は何本あるのでしょうか?記録映画を撮ったことがあるそうですが、それはどんな作品でしょうか?;小津が撮った映画のなかで、ぜひ見たらよいと思える作品を一〇本紹介してください。;小津映画のなかでキネマ旬報ベスト・テンに入った作品を教えてください。;小津の好きだった小説家はだれでしょう?映画化した原作はありますか?;小津は脚本を書いていますが、彼と一緒に脚本を書いた人について教えてください。 ほか)
著者等紹介
貴田庄[キダショウ]
1947年、青森県弘前市生まれ。映画評論家、工芸作家。早稲田大学大学院修士課程修了、芸術学専攻。77年から81年にかけてフランスに留学、パリ装飾美術書物中央校修了
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