朝日文庫<br> 清潔はビョーキだ

朝日文庫
清潔はビョーキだ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 236p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784022613219
  • NDC分類 498
  • Cコード C0195

内容説明

花粉症やアトピー性皮膚炎、病原性大腸菌O157、結核の再流行など、最近増えている奇妙な病気は、日本が清潔になったことが原因だった!サナダ虫をこよなく愛し、“寄生虫博士”の異名を取る著者が、行きすぎた「きれい好き」に警告し、ほんとうの健康とは何かを考える。

目次

第1章 アレルギー性疾患はなぜ増えたか(細菌の逆襲―きれい好きの功罪検証;し尿の有機肥料還元―町美化しつつ回虫運ぶ;回虫の減少―アレルギー性疾患は増加 ほか)
第2章 日本人はなぜバイ菌に弱くなったか(崩れた共生―なぜ先進国にだけO157?;乗り移り―人体に入ると毒素放出;免疫力の低下―外で遊び抵抗力養おう ほか)
第3章 日本人はペット病や海外病になぜかかるのか(ペット―潔癖志向と逆の溺愛;イヌ・ネコ回虫症―患者数日本で二〇〇人;トキソプラズマ―成人の二割以上が感染 ほか)
第4章 「超清潔志向」日本人の行きつく先(抗菌グッズ―皮膚を守る菌まで攻撃;洗い過ぎ―肌弱くなりカサカサに;共生菌の排除―洗い過ぎで炎症になる ほか)

著者等紹介

藤田紘一郎[フジタコウイチロウ]
1939年中国旧満州生まれ。東京医科歯科大学医学部卒業、東京大学大学院修了。現在、東京医科歯科大学教授、医学博士。専門は寄生虫学・免疫学。『笑うカイチュウ』で1996年講談社出版文化賞・科学出版賞を受賞。著書に『空飛ぶ寄生虫』『恋する寄生虫』(講談社)、『からだに良い水悪い水』(小学館)、『サナダから愛をこめて』(現代書林)など多数
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

久保伸一

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日本人の清潔志向は確かに行き過ぎだ。ただ、何故そうなるかはこの本では書かれていない。メディアは「不潔」という言葉に「友人が出来ないよ」・「異性にもてないよ」をくっ付けて喧伝している。何故なら「清潔」は沢山の清潔グッズ販売に繋がり商売になる。メディアは各会社から、たんまり頂いて「清潔」を後押しする。こんな事を本にしたら名誉毀損で訴えられる?2013/02/27

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