内容説明
人はなぜ、命をかけて冒険に挑むのだろうか?植村直己、マロリー、メスナー、河口慧海、ピアリーら50人の冒険家たちの生き方を通して「冒険の世紀」を考える。さらに冒険の大衆化に伴うヒマラヤや極地の環境破壊がすすむなかで、21世紀の冒険はどうあるべきかをも問いかける文庫オリジナル。
目次
厳冬のマッキンリーに消えた植村直己
エベレスト女性初登頂の田部井淳子
世界最高峰に名前を残したエベレスト卿
「そこに山があるから」登ったマロリー
エリザベス女王戴冠式に花を添えたヒラリー
少年時代の夢をかなえたテンジン
未踏峰の魔力にとりつかれたデンマン
「酸素神話」を打ち破ったメスナー
エベレストに新手の冒険を持ち込んだ三浦雄一郎
ジェット気流の「雪煙」に消えた加藤保男〔ほか〕