内容説明
中高年の登山はますます盛んだ。国内外の山へ気軽に出かける人が増えるにつれ、避けられるはずの事故や遭難も多くなっている。そして、人々が山を楽しむ陰で、山は傷つき、泣いている。山をどう楽しみ、どう登ったらいいのか。長年登山界を見つめ続けてきた新聞記者の貴重な証言集。文庫オリジナル。
目次
1 登山界の現状
2 現場からの報告
3 山に逝ける人々
4 中高年の山
5 山の環境報告―ものいわぬ動植物
6 山をめぐる人間模様
7 秘境の旅から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
つちのこ
4
朝日文庫版。シリーズ2冊目。中高登山ブームや環境問題、ヒマラヤでの遭難実態について論じている。(1996.12メモ)1996/12/20
たなカツ
1
日本以外の登山に関する記事も多くなかなか興味深かった2017/01/31
yamakujira
0
作者が「山が死なないために」と表現する環境問題は、前作にない視点だ。 (★★★☆☆)
pochi11
0
▲2009/06/04
Shoichi Kambe
0
*国立公園の特別保護地区での盗掘にはかなり重い罰則がある。「6ヶ月以下の懲役か50万円以下の罰金」。希少価値だと、倍の重さだ。 *1994。わが国の近代登山黎明期に活躍した名ガイド、上条嘉門次が上高地に建てた「嘉門次小屋」に、うら若い五代目の小屋主が誕生しようとしている… *井上靖。『氷壁』登山家にインタビュー。「いつか俺もやられるんじゃないか?という気持ちをいだいたアルピニストが実に多い。中には遺書めいたものを残して山に登る人もいる。死を考えるスポーツなんて、ほかにあるだろうか。なんとも異常ですね」2022/06/22
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