内容説明
「恋はすてきなもの」「恋ほどすばらしいものはない」…。詩や歌に教えられるまでもなく、心ときめかせ、胸を焦がす想いほど人間を高揚させるものはない。だけど、それだけでは終わらないのが人生の現実。鋭い洞察力と深い教養が光る、子供たちと大人たちに向けた恋愛論の名著。
目次
１ 恋愛って何だ
２ 本気と浮気
３ 恋愛は美しい夢だ
４ 男は、いばってた
５ 男と女のつき合い
６ 男はエッチか
７ 男の自由恋愛
８ 女の反抗
９ 恋愛と結婚
１０ 女はもろい
１１ 恋愛なんかやめておけ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
パフちゃん＠かのん変更
36
４０数年前の本。歴史をさかのぼっての事情もお勉強になりました。そして、この本の結論とも言うべき最後の一文「好きな人は胸の中に、そっと大事にしておくんだ。それは２０年経ち、３０年経つと、蓄えた古酒の様になる。たかい香りで、少年の日、少女の日の記憶をつつみこんでくれるだろう」で、終わるんですけど、この人の場合、好きな人と結婚する人は別の方がいいということでしょうね。分かる気もします。2013/12/27
奥山 有為
7
自分を大事に、相手を大事にしなさいよ。というお話。真面目に、優しい語り口2019/12/06
K K
7
良書。素晴らしい、の一言。タイトル買いしましたがいい意味で期待を裏切られる。自己啓発かと思いきやかなり古い本。若者、特に女の子を守る指南書。おなごの人権など存在せず今で言う”ゲス”たちが幅を利かせた江戸時代から、諭吉をはじめとした知識人の恋愛、結婚論の歴史をたどる一方本当に尊厳ある生き方を解く。読後しばし唖然。現代は婚活の名の元ゲス男にフリーセックスでなしに女郎を必要としない”無料”セックスを提供する女達。肉食系が本当にいいのか？単なる鳥獣ではないか？古い本だが深い！将来娘に読ませねば。2017/01/04
tobusuka
4
「恋愛って何だ」を知るために、「日本人の恋愛」史を辿るという発想はすごくおもしろいとおもった。しかし、序文に書いてある「恋愛って、したほうがいいのか、しないほうがいいのか。恋愛って、途中でやめられるものなのか。…」の一連の疑問には、納得できる論拠が十分に示されておらず、ちょっとはぐらかされたなと感じた。しかし、非難を浴びそうな内容だなあ、少年図書館とか銘打っているのに…2013/09/17
chayka2
3
14年ぶりに読みたくなって再読2022/05/01
