朝日文庫<br> 犯罪季評

朝日文庫
犯罪季評

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  • サイズ 文庫判/ページ数 326p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784022606716
  • NDC分類 368.6
  • Cコード C0136

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

∃.狂茶党

15
いじめが社会問題化してきた頃に、そこに同調圧力を読む事典があったようで、これはいじめが常に社会的なものであった事を捉えている。 同調圧力と力による秩序の維持、これを抜きにいじめを語るのは大事な事を見逃すだろう。 もちろんこれは、加害者が一人で、同調者のいないケースには、きちんと当てはまらない。 いじめには共犯者や同調者がいることで、あらかじめ救いを求める声が封殺されてしまうものだ。 グリコ・森永事件から、昭和の終わり、宮崎勤事件まで。 無責任にあれこれ呟く。 80年代、景気がいい時代だったはず。2023/06/12

tei

1
どの事件も自分が生まれる前のものだったが、その時代の空気を知ることができた気がする。その時代、その事件が起きた時、人がどのようなことを感じたのか。犯罪の質の変貌、というのも何と無くではあるが感じ取れたと思う。特に、教育現場で起きるいじめ等の事件について、「教育」という言葉でくくることのできない個別的事象である、という見解は大変頷けるものだった。2014/05/25

v&b

0
名著。インテリとは違う知性のあり方を考える。2008/11/07

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