内容説明
病院を取り巻く環境が厳しさを増す一方だ。これまで病院倒産といえば、院長自身の放漫経営に原因の多くがあったが、いまや医師過剰、人件費や地価の高騰など社会的要因が病院を直撃している。甘い体質を抱えたまま赤字拡大を続ける国公立病院への風当たりも強い。綿密な取材を基に病院経営の実態と展望を探ったルポ。
目次
第1章 民間病院の“受難時代”
第2章 民間病院の新しい進路
第3章 国立病院の統廃合政策
第4章 国立病院と地域の医療
第5章 公立病院の現在と未来
第6章 病院存立の環境と条件
補筆 役割を明確にして生き残る病院