内容説明
心身を病む子たちを通して現代社会の病理を描く。
目次
1 借り着の育児は無理が生ずる
2 育児にすれちがう要素がある
3 つくられた育児の嘘
4 科学は育児にも万能なのか
5 育児を出会いの場とするために
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
武井 康則
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誰が読んでも首肯するしかない教育的・養育的な答えが並んでいるが、分かっていても逆らえないものがある。とっても強いもので、十分な社会的地位とか財力がない限り自由になれない。子育ては自分に合ったものでいいのだ。(でも不安です。)学生の妊娠で親たちが堕胎させたのは非人道的。(わかっているけど、・・・)。不登校は学校が病んでいるからだ。等々。今の学校は病んでいても、やはり行く価値はあると思う。誤答であってもとりあえずの答えから始めるしかないことだってある。残念だけど、この本は私には合わなかった。2017/06/04