内容説明
世界で最も刺激的な都市ニューヨークは今や破産状態にあるが、それでも多くの人びとがむらがり集まってくる。それが原因で市の福祉行政は、本来あるべき姿から制度的にも財政的にも行き詰まり、大きな社会問題となっている。市のソシアルワーカーとして長年、陽の当たらぬ町のはざまに生きる人びとに福祉の手をさしのべてきた筆者が、その実態を報告しつつ、真の福祉とは何かを追求する。
目次
序 「お前もニガーだ」
第1章 ピクチャーウインドーのある部屋で―ニューヨーク市社会福祉局ブルックリン福祉センター
第2章 少女ママ・ジェーンに祝福あれ!
第3章 バタードワイフたち―虐待された妻
第4章 麻薬都市ニューヨーク
第5章 理想と現実のはざまで今…
資料 ニューヨーク市のソシアルサービスの仕組み(生活保護を受ける人びと;生活保護の領域;増えつづける児童問題の対応)