内容説明
間近に見たカワラヒワの黒い瞳が、それからの人生に生き甲斐を与えてくれた野鳥観察の始まりだった、という人がいる。逆境にあった時に、野鳥と接することによって勇気づけられたという人をたくさん知っているし、私自身その体験者の一人である―。野鳥の観察と保護に生涯を棒げた著者が、四季折々に野鳥に親しむ楽しさを綴った味わい深い随筆集。
目次
1 野鳥への誘い(バード・ウオッチング考;楽しみ方はそれぞれに ほか)
2 野鳥をみる(スズメ;ツバメ;ハシブトガラス;シジュウカラ;コアジサシ;アオバズク;ノゴマ;アマツバメ ほか)
3 鳥と花と名前と…(鳥のうた;小鳥と花 ほか)
4 クモと鳥(クモと私;トリノフンダマシのこと;鳥の名のついたクモ ほか)