内容説明
「東京やなぎ句会」で永年“句道”に磨きをかけてきた滋酔郎こと江国滋が、もちまえの庶民気質と自由人の闊達な目を活かして語る、俳句とエッセイによる痛快社会戯評。紅白歌合戦、確定申告、タクシードライバー、押し売り電話、人事異動、いじめ…社会におこるさまざまな事象を、十七文字のフレームに鮮やかに切りとってみせる。
目次
執事願望
酒品方正
精神修養
宰相つつがなかりしか
名刺がわり
新国技館にて
辞め方の研究
福沢先生熱烈歓迎
申告前夜
神戸まで
新宿ぎらい
感覚の相違
わたし、偉人
新入社員諸君
押し売り電話撃退法
わたしの「ストロング・メディスン」
わたしの「クラッシック・ノート」
拝謁記
いやでもなんでも
悲観主義者の手記〔ほか〕



