内容説明
20歳の夏を憧れの日本で過ごそうとミュンヘンからやってきた、シュタイナー学校卒業生のシュテファン。日本の若者たちとの交流、著者一家との野尻湖での山荘生活、丸木美術館での2週間―あふれる好奇心と澄んだ眼差しをもつ青年が未知の文化に全身を開いてすごした〈日本の夏〉は、著者にとつても爽やかな驚きに満ちた百日間となった。
目次
序 匂う、光が
1 見た、鼓動を
2 触れる、空に
3 吸い込む、今日を
4 聞こえる、昨日
5 眠る、緑と
6 迷う、ヴィヴァルディ
7 衝かれる、生に
8 動く、道が
9 迫る、明日に