朝日文庫<br> アメリカ人のソ連観

朝日文庫
アメリカ人のソ連観

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  • サイズ 文庫判/ページ数 615p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784022605078
  • NDC分類 302.38
  • Cコード C0136

内容説明

大国・米ソの対立は、世界を絶えず不安にさせてきた。では一体、アメリカ人たちは、ソ連とソ連人をどのように見ているのか。アメリカ社会のさまざまな人々の率直な声を、第三者たる日本人記者が精力的に聞き書きした本書は、いま新たな米ソ雪解けをひかえ、アメリカ理解のためにも欠かせぬ資料である。

目次

ルポ 人類の運命を左右する最も重要な場所
軍人(共産主義者の最終目標は世界支配だ;米政治家のほとんどは核爆発を見たことがない)
レーガン政権のブレーン(米の軍拡はソ連の軍拡に反応したもの;防衛力の強化こそ平和を守るために必要だ)
政治家(世界中で米ソ首脳会談を望んでいる;ロシアの民は「悪魔」ではない。ソ連の制度が「悪」なのだ)
元駐ソ大使(より良い生活を望む点でアメリカ人と変わらない;民主化は待てるが世界平和に待ったはない)
経営者(われわれは彼等と共に生きねばならない;企業が政治の道具に使われることは断じて許さない)
ネブラスカの人たち(強い者がいなければ、自由世界は守れない;戦争で子供や夫を失いたくはない)
労働運動・市民運動家(ソ連を変えずして平和運動の成功はあり得ない;核戦争回避こそ、女性運動の最大の問題)
学者・学生(米ソが敵対しなければならぬ必然的理由はない;核軍縮は技術上の問題ではない。政治上の問題だ)
ジャーナリスト(レーガンが大統領である限り、米ソ関係に進展はない;貿易を通して開かれた社会にしてゆくしかない)
世論調査・分析家(米ソ共に、地球上で最もイデオロギー偏重国だ)
アメリカ人のソ連観