内容説明
なぜ「8月15日」が国民の祝日にならなかったのか…。第二次世界大戦中から終戦、連合軍の占領、さらに独立後まで、政治記者として激動する日本を現場に立って見つめ続けた筆者が、直接の見聞にもとづいて綴った貴重な証言秘史。
目次
第1部 戦時下の新聞(政治記者になって;照和14、5年にさかのぼって;首相命令による発禁;戦時の言論統制;ニュースのないクラブ詰め;新聞記者は何を考えていたか;軍需省のころ;議事堂の思い出;終戦へ;原爆投下;下村総裁談と阿南陸相訓示;戦争終結)
第2部 占領下の新聞(占領統治の開始;占領当初の新聞;模索する新聞人;幣原内閣から吉田内閣へ;新憲法制定;片山内閣から芦田内閣へ;国会の話;参議院について;朝鮮戦争勃発のころ;講和条約)
第3部 独立後の新聞(吉田と鳩山;岸首相の東南アジア歴訪)