内容説明
自由世界を代表する米国と日本の関係を具体例をあげながら、説得的に論じる。朝日新聞特派員として、長くアメリカに滞在、現在論説主幹を務める国際ジャーナリストの仕事の原点を示す一巻。
目次
1 アメリカへのメッセージ―友人からの苦言(日本人はアメリカをどうみているか;日本人は米大統領選挙をどうみているか;日米関係の将来についての私見;日本の新聞と日本の外交政策)
2 甘い国から来た男―日本及び日本人論(「尊憲開国」論;ハト派、一歩前へ;花のニューヨークの異邦人;味気ない日本人の会話;下降線たどる日本人の評判;日本に民主主義はあるか)
3 民主主義の先輩の実験―アメリカ及びアメリカ人論(ケネディ暗殺以後の米国―失われた自信と闘志;民族主義に敗れた大国;政界を引退するマンスフィールド氏;ホワイトカラー受難時代)
4 戦艦ウシバ量産せよ―日米相互理解は可能か(日米関係七不思議;戦艦ウシバ量産せよ;菊とアメリカ;段違いの日米トップ;外交とムード;歓迎された“反米家”たち)