内容説明
86年12月の東京オフショア市場開設を前に、9つもの外資系信託銀行が設立された。金融の自由化が象徴する日本経済の規制緩和のなかで、外資企業の市場参入は一段と進行している。すでに日本進出を果たし、または計画中の外資企業の組織の実態と、そこに働く外人ビジネスマンの活動ぶり、さらには彼ら独自の経営戦略を紹介、レポートする。
目次
1 マーケット日本(進出第1号;東京マネー;日本語勉強会;外人社員;ライセンスビール;合弁解消;たばこ摩擦;韓国製ナイキ;ブランドGメン;パソコン戦争;工場進出;ヨーロッパ調達;左ハンドル症候群;接客ノウハウ;誘致競争;和の哲学)
2 自由化への隘路(高値の元凶;尊農攘夷;行政指導;関税の壁;わいせつ基準;密室業界)
私の市場開放論