内容説明
明治・大正・昭和と続く三代は、物価高騰の歴史でもあった。鉛筆・ハーモニカ・背広・たばこ・レコード・靴みがきから桐箪笥・ダイヤモンド・葬儀料などなど109項目。それぞれの値段の変遷を掘り起こし、ひと目で分かる値段表と、最適の筆者による思い出エッセイとを合わせ、日本人の暮らしを振り返る。
目次
鉛筆(佐藤朔)
クレヨン(米倉斉加年)
ランドセル(野坂昭如)
弁当箱(高峰秀子)
ハーモニカ(おおば比呂司)
絵具(安野光雅)
羽子板(芝木好子)
三輪車(真鍋博)
自転車(田中小実昌)
半紙(篠田桃紅)
学帽(池井優)
学生服(尾辻克彦)
万年筆(中薗英助)
インキ(小松伸六)
目覚まし時計(荒垣秀雄)
背広(入江相政)ほか