朝日文庫<br> 江戸散歩〈下〉

朝日文庫
江戸散歩〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 251p
  • 商品コード 9784022603869
  • NDC分類 291.36
  • Cコード C0195

内容説明

お洒落で好色な下町の素顔。吉原を振出しに芝、牛込。芸人や役者の奇行を懐しみつつ、本所、深川へ。

目次

浅草(続)
向島

麻布
赤坂
四谷
麹町
牛込
小石川
本郷
本所
深川

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tama

5
県立図書館からお取寄せ 和田誠「ほんの数行」で読みたくなり。女郎買いの話で、林家正蔵さんが「五銭貸してくれ」って話がなんとも上手い落とし方の噺になってる。円生さんは徳川無声も勉強として聴いてたってのが凄い。博奕は大嫌いとおっしゃってますが、妙に詳しい!最後の章で落語家同士の川柳会での句が素晴らしい。円生「噺家を ふと困らせる 馬鹿笑い」柳家小さん、古今亭志ん生、三遊亭金馬、桂文楽、林家正蔵 みんな元気に最高の芸をやってた時代、青年期にそれをラジオやテレビで見聞きできた私は幸せ者です!2015/01/06

ポン・ザ・フラグメント

5
初めての女郎買いのときに母親が着物を選んでくれたり父親がお金くれたりと、まあ、噺家の家だからな、とは思うけれども、売春が一般的に認められていた社会では、子どものイニシエーションのひとつとして今とは異なる捉え方をしていたのだろう。なんだかな。ファンタジーでも読んでるみたいな気分だ。2014/08/02

mymtskd

4
下巻は浅草から始まり赤坂、麹町、芝などの山手にも話が及ぶ。圓生師匠がまだ若かった昭和初期は落語に出てくる江戸の風情が色濃く残っていたようだ。今、圓生師匠の語る街はすっかり変わってしまったけれど、ところどころに残る江戸を見つけながら歩き訪ねてみたい。文章が語り口になっていて、江戸弁が懐かしく小気味好い。2019/06/14

Gen Kato

3
再読。吉原の内部、噺家仲間、落語、博奕… 語り口も話題も、もったいないほどに贅沢。2013/08/07

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