感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
48
対談集。40年位前のものでありながら、現代に通じる危惧を感じました。これから日本はどういう方向に向かうのか考えてしまいます。2023/07/16
aponchan
17
司馬遼太郎氏関連書籍を継続して読んでいるうちの一冊。対談集を立て続けに読んでいると、同じような話が繰り返し出てくるので、一度では理解できなかった内容も徐々にわかるようになってきた気がする。自分の日本人観が学校の教科書的な理解にとどまっていたことを知り、読み重ねることでもっと早く読んでいればよかったと毎冊感じる。次は司馬氏の歴史小説に戻ってみようとも思っている。2019/07/31
剛腕伝説
14
40年近く前の1980年刊行の司馬遼太郎の対談集。表題でもある梅竿忠生氏との対談「日本人の顔」が面白かった。幕末写真を好んで撮ったのは奔走家に多く、郷士百姓と言われる身分の人物で、厳つく、物凄い顔をしているものが多かった。綺麗な顔をした上層武士とはおのずと違ったいた、という一説には妙に納得させられた。長州型は北方の貴公子の顔で、薩摩型は石臼のような醜男顔であるとした外国人がいたが、長州にも、伊藤博文や井上馨の様なミットもない顔の者もいれば、薩摩にも大久保の様な高貴な顔もあるとしている。面白い。2019/09/24
時代
14
司馬さんと八人の対談集。ちょっと難しかったな。約40年前に今現在問題になっている事柄を既に危惧し憂いている。この国は日本人は大丈夫なのか△2019/06/12
あらあらら
7
司馬さんの晩年は小説を書かなくなって随筆や対談ばかりだった。本書では今は当たり前のようなことがいつからなされるようになったかがわかって面白い2020/01/07