感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
touch.0324
51
司馬遼太郎のライフワークである『街道をゆく』。全43巻からなる大作を初めて手に取った。記念の1冊目は第6巻、沖縄・先島(八重山)への道。選んだ理由は、私の生まれ故郷だから。さて、本作は旅先での出来事を書き記すだけの紀行文とは違い、訪れた土地の文化、歴史、人を掘り下げることに主眼を置いている。いつもの「余談だが」を駆使し、竹富島の兄妹から中世の造船技術へ、同行者の排泄から親鸞へ、次々に話題を転換し飽きさせない。沖縄の歴史は侵略の歴史。本書においては「青い海、白い砂浜、めんそーれ沖縄」のイメージは皆無である。2015/02/07
紫羊
33
何となく縁のないまま今に至る沖縄・先島を、司馬さんと一緒に旅しているようでした。それにしても司馬さんは余程、一筋縄でいかない複雑怪奇な人間臭い歴史がお好きなのですね。明るく伸びやかな南の島の魅力を感じつつも、他の巻に比べると、どこか所在無げな印象を受けました。2015/09/24
雲をみるひと
28
街道をゆくシリーズの先島諸島編で沖縄本島の一部、石垣、竹富、与那国が舞台。自身が足を運んだ場所について深堀して行く手法はシリーズの他の作品と同じ。一部の場所ではあるが開発が進んでいない少し前の島々の様子が書かれている。これらのエリアに何回も行ったことがあるので個人的には大変楽しめたが、現地に行ったことがなければ、あまり作品の舞台をイメージできないかもしれない。2023/03/04
Tadashi_N
26
沖縄は日本に組み込まれるまでは、南と西に向いていた。2016/07/25
TCD NOK
20
大学三年の夏、二十日間テント泊しながら先島諸島を巡りながらこの本を読んでいた。今回再読し、当時潮風に当たりながら木陰で、夜ロウソクランタンの灯りでテントの中で読んでいたのを、潮風でページがカサカサになってるのをみて思い出す。この本の紀行は沖縄が本土返還されたばかりのときで、沖縄の文化が色濃く残ってたみたいで興味深い。それを知識と好奇心でフットワーク軽く書かれている。辺野古で揺れる今の沖縄はなあ・・・。2019/04/12
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