出版社内容情報
無垢な魂が直面した戦慄すべき運命を描く永遠のベストセラー!〔解説・水谷昭夫〕
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミーママ
36
図書館の本📚️ 高校生の時に読んだ本!下巻に続く‼️2023-1492023/12/02
Ray
17
【kindle】後輩にすすめられて。上巻からかなり波乱がありました。自分でも知っている「汝の敵を愛せよ」という7文字のキリスト教の教えが物語の軸となって進んでいきます。下巻でどのように収束しているのか気になります。内容は軽くはないですが、どんどん読めます。2015/09/17
弥勒
8
人は人を憎み復讐をしようと愚かな決意をよくするものだ。それは、近しい人間であれば、あるだけ、裏切られた方はそれだけ大きな憎しみを抱え、復讐心も駆り立てられるのだろう。そして、後戻りが効かなくなったときに初めて悟るのかもしれない。憎しみによる復讐は悲劇にしかならないということを。そして、後悔するのだ。しかし、そのときには時すでに遅く、後の祭りとなるのだ。そういう現実がある中で、七文字のキリスト教の教えである「汝の敵を愛せよ」、これは本当に我々にできうることなのだろうかと自問自答してみたくなった。2015/04/28
James Hayashi
6
20年ぶりの再読。美しくもあり、醜くもある心理描写が、こちらの心によく響く。キリスト教の「汝の敵をも愛せよ」というほとんど不可能なテーマに沿って書かれて行くが、筆者の天才的記述により、読者を飽きさせない。いざ下巻へ。2012/12/26
なのはな
5
久しぶりに重めの物語。古めかしい文章もちっとも気にならないくらい夢中で読んでいました。恨みというものは消えてなくならないものなのだ。読んでいく中でどうにかしてなくなって欲しいと常に思っていたのですが…娘を殺した人の子供。その子のせいで娘は殺されたと言ってもいい供述。何も知らない兄妹の家族愛の深さ。なにもかもが重いと感じました。続きが気になる。2014/12/17