朝日選書
クラゲの光に魅せられて―ノーベル化学賞の原点

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  • サイズ B6判/ページ数 166p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022599551
  • NDC分類 481.7
  • Cコード C0343

出版社内容情報

「一番信頼でき、安心できるのは自分で考えること」。2008年ノーベル化学賞を受賞した下村博士による初の日本語の本。スピーチ、シンポジウムでの発言を中心に、科学者たちとの電話座談会等を収録する。オワンクラゲ、ウミホタルなど光る生物の仕組みをわかりやすく解説。オワンクラゲから採取された発光タンパク質「イクオリン」「GFP」を利用した研究が、現在の医学・生命科学では欠かせない存在となっている等、業績との関連も伝える。図版多数。

内容説明

「私のGFPの発見は天の導きによるものであり、天は私を使って人類にGFPを与えたのではないかと思うことがあります」。1961年、オワンクラゲの発光物質を研究していた著者が発見した緑色蛍光タンパク質GFPは、いまや医学・生命科学の分野に欠かせない物質として応用されている。興味あることに遭遇したら、絶対あきらめずに成功するまで頑張ろう、どんなに難しいことでも努力すれば何とかなる―ノーベル化学賞受賞となった原点を語り、若い世代を勇気づける著者初の日本語による本。

目次

1 天の導くままに―発光生物と半世紀
2 できることは全部やった
3 実験デモンストレーション(近江谷克裕)
4 光の魅力、探究する喜び
二〇〇六年度「朝日賞」での受賞スピーチ(下村脩)
電話座談会の司会を務めて(高橋真理子)
ストックホルムの下村さん(行方史郎)

著者等紹介

下村脩[シモムラオサム]
1928年京都府生まれ。1951年長崎医科大学附属薬学専門部卒業。1955年名古屋大学に国内留学(平田義正研究室)、1958年長崎大学薬学部助手、1960年理学博士(名古屋大学)、1960年米プリンストン大学研究員(フルブライト奨学生)、1963年名古屋大学助教授。1965年米プリンストン大学上席研究員、1981年米ボストン大学客員教授、1982年米ウッズホール海洋生物学研究所上席研究員。2001年同研究所退職。2008年同研究所特別上席研究員。自宅の研究室で研究活動を続ける。2006年度朝日賞、2008年ノーベル化学賞、文化勲章を受ける。米マサチューセッツ州在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

zoe

18
下村先生の自らの言葉が沢山書かれています。戦争を生き延び、その後が人生の始まりという。家族でクラゲを採取する。家に実験室を作る。実に楽しそう。知識の源流は、儲かる、儲からない、使える、使えないというような価値観ではなく、不思議、何故、知りたいという欲望にあるのだ。しかも、ノーベル賞というものは、それを漏らさず評価する。2019/04/17

mstr_kk

6
2008年ノーベル化学賞受賞の下村さんの本です。とんでもない量のオワンクラゲをとってきては研究し、発光物質イクリオンと、蛍光物質GFP(緑色蛍光タンパク質)を発見。GFPは現在、生物学や医学になくてはならないツールになっているとのこと。しかし有用性よりも、光る生物を研究するというのは、楽しいことかもしれないなと思いました。大学などのポストを求めることをせず、いくら失敗してもあきらめなかったからこその偉業。それにしても、「地球上には無数の発光生物がいるが、大部分は科学的には未解決」というのは凄いです。2016/04/14

とろこ

3
まさに「クラゲ」の単語に魅せられて手に取ったけど、残念ながら専門用語の多さにくじけました…。やっぱりクラゲは観賞が一番だな。2012/11/14

harak

3
簡潔すぎるほど簡潔で分かりやすい文章に驚く。なのに科学的な説明はいまいち理解できない自分が悲しい。日本で助手としてはじめにとりくんだウミホタルの蛍光物質の結晶化に成功。(アメリカでも誰もできなかった事)アメリカにわたり発光クラゲから青色の蛍光たんぱく質を発見、精製。その副産物として緑色蛍光たんぱく質GFPを精製。GFPがふつうの蛍光たんぱく質と違い一分子のなかに蛍光発色団が組み込まれていたために、クローンが可能であるということが、その後の応用につながりノーベル賞にも繋がったということでよろしいか。2010/11/02

takao

1
GFPの概要2019/01/12

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