• ポイントキャンペーン

朝日選書
ボクらの京城師範附属第二国民学校―ある知日家の回想

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 247p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022599452
  • NDC分類 289.2
  • Cコード C0322

内容説明

日本統治下のソウル。明仁親王と同じ1933年に生まれ、紀元2600年に入学、「幸せを約束された子供たち」と讃えられた小学生が見つめた国民学校生活。朝鮮語の禁止、創氏改名、皇国臣民の誓い、朝鮮神宮参拝、勤労奉仕、行軍という名の遠足、防空演習―12歳で終戦・解放を体験した著者が日本の植民地教育の実際を証言する。金正日の前妻の兄との思い出、国策映画への出演、初めて見た太極旗の衝撃、あわただしく引き揚げていく日本人家族、そして、解放後に推し進められた日本式から米国式への価値の大変換と混乱。太平洋戦争と朝鮮戦争のきびしい動乱の時代を生き抜き、教育者となった著者が、学校や教育を中心にユーモアをこめて語る貴重な回想録。

目次

1 京城師範附属第二国民学校(一九三三年生まれ;京城師範附属第二尋常小学校に入学;軍国主義の少年たち ほか)
2 級長の成田君(クラス運営は分団方式;僕たちの空襲警報;朝鮮人の教生先生 ほか)
3 反日から知日へ(ソウル大学校師範大学附属中学校;出会いの風景;日本式から米国式へ ほか)

著者等紹介

金昌國[キムチャングク]
1933年韓国ソウル生まれ。ソウル大学校師範大学文学部社会科(地理専攻)卒業。ソウル市内の中・高等学校教師、校監、校長を歴任。ソウル特別市教育委員会奨学士(指導主事)、教育部中央教育研修院教職課程教授室長、駐札幌韓国綜合教育院長(奨学官)、北海道大学文学部非常勤講師を務める。また、約40年間ボーイスカウト指導者として活躍。1998年北ソウル中学校校長を最後に定年退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

samandabadra

1
植民地時代のソウルで少年時代を過ごした方の回想 珍しいことに 創始改姓の時期にも頑として金で通した人でもある。 当時の様子がわかる。 非常に面白く読めた 2009/09/06

kozawa

0
貴重な「自分史」読み物としてもぼちぼち。2009/05/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/179960
  • ご注意事項