講談社文庫<br> 隠された牙―森林保護官 樋口孝也の事件簿

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講談社文庫
隠された牙―森林保護官 樋口孝也の事件簿

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  • サイズ 文庫判/ページ数 236p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062936514
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

圧倒的な北海道日高の自然。森林局支所に勤務する森林保護官たち。日々起こる事件と自然の中に生きる人を大藪賞候補作家が活写する。北海道森林事務局日高支所に勤務する二人の森林保護官。愛想はないが頼れる男・山崎とその部下・樋口孝也。前作『光る牙』で羆との死闘を繰り広げた二人が、森林事務所に日々持ち込まれる事件と対峙するミステリータッチの連作短編集。
*ニホンザリガニの保護に執念を燃やす自然団体の男。その裏側にある暗い炎のとは……。「砕けた爪」
*頻発するエゾシカと車の接触事故。心優しきラーメン屋の主人は、あるトラブルに巻き込まれてしまう……「溢れる森」
*林道計画の撤回を求め、抵抗運動を続ける男。山に生きる男の先にあるものは……「土葬」
*丹精込めて育てたサラブレットの怪死事件が連続する、羆の食害が疑われたが山崎と孝也はどうしても納得できなかった……「隠された牙」(表題作)
*オロマップ:北海道の日高山脈の南麓に吹く強風。山崎のむすめ・さゆみが連絡を絶った。わずかな頼りからその足取りを追い、孝也はオオワシの飛来地へと向かう……「オロマップ」
*降海型の虹鱒が住むという秘密のポイント・十二ノ沢に、孝也は向かう。そこで出会った謎の男と孝也は釣り勝負をするが……「波打つ背」
 北海道の駐屯地所属の元自衛官・行動派作家が大自然に生きる人の姿を活写する、ネイチャー・アクション・ノヴェルの誕生。

北海道森林事務局日高支所に勤務する二人の森林保護官。愛想はないが頼れる男・山崎とその部下・樋口孝也。前作『光る牙』で羆との死闘を繰り広げた二人が、森林事務所に日々持ち込まれる事件と対峙するミステリータッチの連作短編集。
*ニホンザリガニの保護に執念を燃やす自然団体の男。その裏側にある暗い炎のとは……。「砕けた爪」
*頻発するエゾシカと車の接触事故。心優しきラーメン屋の主人は、あるトラブルに巻き込まれてしまう……「溢れる森」
*林道計画の撤回を求め、抵抗運動を続ける男。山に生きる男の先にあるものは……「土葬」
*丹精込めて育てたサラブレットの怪死事件が連続する、羆の食害が疑われたが山崎と孝也はどうしても納得できなかった……「隠された牙」(表題作)
*オロマップ:北海道の日高山脈の南麓に吹く強風。山崎のむすめ・さゆみが連絡を絶った。わずかな頼りからその足取りを追い、孝也はオオワシの飛来地へと向かう……「オロマップ」
*降海型の虹鱒が住むという秘密のポイント・十二ノ沢に、孝也は向かう。そこで出会った謎の男と孝也は釣り勝負をするが……「波打つ背」
 北海道の駐屯地所属の元自衛官・行動派作家が大自然に生きる人の姿を活写する、ネイチャー・アクション・ノヴェルの誕生。


吉村 龍一[ヨシムラ リュウイチ]
著・文・その他

内容説明

競走馬の怪死事件。腹を鋭く引き裂かれた死体を前に、樋口孝也の脳裏には、あの凄惨な「羆」の悪夢が蘇る。孝也と上司の山崎は捜査に動き出すが―。表題作「隠された牙」ほか、北海道日高の森林事務所に持ち込まれる事件と保護官たちの格闘を、五感を刺激する文章で鮮やかに描いたアクション小説の傑作。

著者等紹介

吉村龍一[ヨシムラリュウイチ]
1967年、山形県南陽市生まれ。高校卒業後、自衛隊に入隊し、陸上自衛隊施設科隊員として勤務。除隊後、近畿大学豊岡短期大学卒業。2012年、「焔火」で第6回小説現代長編新人賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アッシュ姉

68
クマクマクマ~!!クマ棚コレクションが増えるとウキウキしていたのに、まさかの大ショック。『光る牙』の続編、あの凄惨な羆の悪夢が蘇るとあらすじ紹介にあったのに、クマさんがね、出てこなかったんですよ。最後まで。羆という単語はそれこそたくさん出てきましたが、肝心のクマさん登場ならず。内容はまぁ面白かったですよ。でもクマ本だと思っていたので、落胆の方が大きいです。単行本『オロマップ』からの改題とも書いてないし、売り込み方に何やら作為を感じるわ。2018/01/31

あっちゃん

25
光る牙が気に入ったので!今回は、短編集なので、前作のようにガッツリとはいかないけど、森林保護官の日常の仕事や自然の凄さを感じられる!それにしても、主人公の成長が感じられるなぁ(笑)2017/06/25

みんち

17
ずいぶんとしばらくぶりに熊本追加。というワケで吉村龍一氏の新作「隠された牙」を読了。 これは去年読んだ長編「光る牙」の続編で、前作の主人公である森林保護管・樋口孝也が勤務 地である北海道・日高を舞台に体験した事件の数々を綴った短編集である。このところ読後の 喉越しが今一つな本ばっかり読んでいたような感じだったので、ようやく読んで「面白かった」 と思えるような本が出てきてちょっとホッとした(笑)2017/08/27

Nao Funasoko

15
動物パニック系にハマってた頃に読んだ「光る牙」の続編。改題されていたので見逃していたが偶然発見し一気読み。今回は短編6連作。それぞれ題材のバランスはとれているとは思うがやはり短編故か掘り下げ方は浅いと言わざるを得ない。動物系もいいが個人的は「土葬」のような作品を長編で読んでみたい。2018/01/08

まさ

10
『光る牙』の続編で、表題の「隠された牙」などの短編集です。樋口森林保護官の活躍を読みつつ北海道の大自然に浸れました。 それぞれもっと深く読みたいなぁとも思うけど、短編集ならではの手軽さも好き。 上司の娘、さゆみを救出する「オロマップ」が最もハラハラした。このタイトルの単行本の改題版がこの文庫本なのね。2018/01/23

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