朝日選書<br> 戦う村の民俗を行く

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朝日選書
戦う村の民俗を行く

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  • サイズ B6判/ページ数 309p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022599438
  • NDC分類 210.47
  • Cコード C0321

内容説明

戦国の村人は、過酷な要求をする領主に対して、どのような手段で抵抗したのか?村をあげて逃げ出す「逃散」、ひっそりと夜逃げする「駆け落ち」など、したたかな対抗手段をとって生き延びていた。一方、領主は村人をどのように懐柔し、対策に奔走し、支配したのか?支配するものとされるものとの攻防は、智恵の戦いでもあった。しかし秀吉の平和令により戦国の世は、天下統一へと向かう。奥羽の戦国大名たちが味わったその変化と哀しみとは―。「戦国を行く」シリーズの著者が描く第5弾の本書では、板碑や年中行事を読み解き、新しい戦国の民俗誌の世界を展開する。

目次

1 戦う村(村の百姓と戦国大名)
2 奥羽の戦国(中世奥羽の終末;戦国望郷の歌―蘆名滅亡によせて;「奥羽仕置」論の視座―小林清治『奥羽仕置と豊臣政権』『奥羽仕置の構造―破城・刀狩・検地』によせて;連歌をよむ武士たち―上杉連歌壇の人と作品)
3 戦国の民俗(「信仰地域論」の方法―中野豈任『忘れられた霊場―中世心性史の試み』によせて;戦国板碑の世界―中世比企の信仰風景;鎌倉公方の四季―中世民俗誌としての「鎌倉年中行事」から)

著者等紹介

藤木久志[フジキヒサシ]
1933年、新潟県生まれ。新潟大学卒業、東北大学大学院修了。現在、立教大学名誉教授。文学博士。日本中世史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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吃逆堂

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ときに情緒的な文章だが、中世の人々のいきいきとした様を活写するその論じ方は、十分に人を惹きつけるものではある。2015/09/26

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