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朝日選書
戦争の映画史―恐怖と快楽のフィルム学

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  • サイズ B6判/ページ数 268p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022599414
  • NDC分類 778.04
  • Cコード C0374

内容説明

第一次世界大戦以来、映画は実際の戦争から多くのことを「学んだ」。空爆をおこなう爆撃機からの撮影、従軍カメラマンによる戦場撮影はその典型だ。そして、国家の側も撮影技術を軍事技術に転用し、プロパガンダ=宣伝戦の「武器」として映画を大いに利用してきた。PART1では、このような映画と戦争の「共犯関係」を歴史的に読み解いていく。一方で我々は、誰しも戦争を憎悪しながら、「戦争映画」を見ることの快楽も知ってしまった。PART2では、スティーブン・スピルバーグの『宇宙戦争』をはじめ、数々の「戦争映画」を詳細に分析し、その“面白さ”を再発見していく。映画論と戦争論を大胆にクロスさせたスリリングな試み。

目次

1 映画と戦争(総力戦という戦争機械;劇映画と世界大戦;戦争プロパガンダ映画について;戦争映画を享楽する心性;死の表象)
2 戦争映画論(スピルバーグ『宇宙戦争』における「戦争」と「9・11」の表象;空中戦のスペクタクル―ウェルマン『つばさ』、阿部豊『燃ゆる大空』、ヒューズ『地獄の天使』;屠られる兵士たち―キューブリック『突撃』、ロージー『銃殺』;ポルトガルの戦争史を語り直す―オリヴェイラ『ノン、あるいは支配の空しい栄光』;通過儀礼としての戦争―ヒューストン『勇者の赤いバッヂ』;黙示録としての“新しい戦争”―キュアロン『トゥモロー・ワールド』;「戦争映画」を異化する―ゴダール『カラビニエ』;戦争映画ベスト30)

著者等紹介

藤崎康[フジサキコウ]
1950年、東京都生まれ。1977年、慶応義塾大学文学部フランス文学科卒業。1983年、同大学フランス文学科大学院博士課程修了。現在、慶応義塾大学、中央大学、学習院大学、日本ジャーナリスト専門学校の講師。専攻は表象文化論、映画研究、フランス文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

Gen Kato

2
映像(および映画)と戦争報道(やらせ演出)との関わりを論考した一冊。もやもやしつつ読んだ。巻末のベスト選も自分とはまったく合わない。納得できなかった理由はこのあたりにあるな。2018/08/08

mittsko

2
読みなおした 戦争と映画という大テーマに切り込む力作 情報密度がとても濃いのに、わかりやすい文体で、読みやすい テーマへの向き合いも真摯そのもの しかし、誠実な思索の逡巡のためだろう、設定された問題への解にはどうにも切れ味がたりない 諸説の並置からの抽象概念によるまとめ上げ、という論法はやはり生硬な印象をぬぐえない 以上がパート1の感想 パート2になると、印象ががらりと変わる 十本の映画作品解説が並ぶのだが これが大変面白い! 最終章「戦争映画ベスト30」と合わせ こちらのパートにボクはいたく魅かれた 2015/05/20

えふのらん

0
ww1以降の戦場撮影と戦争の技術的、発想の相関関係(『キングコング』)、編集による汚物の削除(日中戦争)、プロパガンダ化等々。面白くないこともないが、事例や論理の多くが独特な価値判断の下に選択されたものが多いため(色々な意味で)頭が痛い。文献に知らないものがいくつかったので、その辺は個人的には収穫だった。2013/12/14

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