朝日選書
ニッポン天才伝―知られざる発明・発見の父たち

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  • サイズ B6判/ページ数 279p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022599292
  • NDC分類 402.8
  • Cコード C0340

内容説明

「日本人はオリジナリティーに乏しい」という言葉をよく耳にする。果たして本当なのだろうか?明治以降の科学技術の歴史をひもといてみると、日本人による発明・発見が、生活のいたるところに活かされ、現代社会を支える技術として受け継がれていることがわかる。日本人にオリジナリティーがないのではなく、日本人による多くの画期的な成果を正当に評価せず、歴史に埋もれさせてきたのもまた、日本人だったのではないか。「飛行機の父」「日本のエジソン」「東洋のマルコーニ」「ミスター・トルネード」「胃カメラの父」…。世界に誇れる16人の業績とその歩みを、信頼できる資料をもとに紹介する。

目次

化学の父 桜井錠二―百年後の日本をめざした化学者
アドレナリンの父 高峰譲吉―アメリカンドリームを体現した男
酸化酵素の父 吉田彦六郎―ジャパンを研究した日本人
ビニロンの父 桜田一郎―高分子化学のパイオニア
飛行機の父 二宮忠八―ライト兄弟に先駆けた男
蓄電池の父 島津源蔵―「日本のエジソン」と謳われた発明王
放送の父 安藤博―「東洋のマルコーニ」と言われた天才少年発明家
地震学の父 大森房吉―関東大震災に殉じた地震研究の世界的権威
天気予報の父 藤原咲平―本邦初のお天気博士
竜巻研究の父 藤田哲也―「ミスター・トルネード」と呼ばれた竜巻博士
ペースメーカーの父 田原淳―心臓が動く謎に挑んだ解剖学者
胃カメラの父 杉浦睦夫―胃袋の闇に光を当てた光学技師
類体論の父 高木貞治―「数論の神様」と称された現代数学の巨人
特殊合金の父 増本量―現代の錬金術師
量子統計力学の父 久保亮五―湯川秀樹とノーベル賞を競ったもう一人の天才
ゲル科学の父 田中豊一―生命の起源に挑んだ五十四年の生涯

著者等紹介

上山明博[ウエヤマアキヒロ]
1955年岐阜県生まれ。ノンフィクション作家・科学ジャーナリスト。1999年特許庁産業財産権教育用副読本策定普及委員会委員、2004年同委員会オブザーバーを務める。「日本人と創造力」をテーマに文系・理系の垣根を越えた執筆活動を展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

5
図書館本。 科学分野で、世界で渡り合った日本人の足跡を紹介されている。明治以降、日本は西洋に比べて遅れていると言われていたけど、そんな中でも追いつけ追い越せで研究して、世界で最初の功績を遺した人がたくさんいた。そういう人たちを世界ではちゃんと認めてくれていて、知らないのは日本人ばかりなり、になってはダメだと思った。それだけの功績を残す人は、頭がいいのはもちろん真面目で(時には異常なくらい)研究に真摯な人ばかりだった。2016/09/17

ともがら

4
もふもふ@~さん同様、より詳しく知りたいと思った方々がいました で逆に知ってたので物足りなさを感じました driver~さんのおっしゃるとおり2016/12/10

driver1988

1
浅く広く。それに尽きる。2010/11/09

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